メインメニュー
検索
読み物
ログイン
|
返信する: JAMP
参照
- Re: Re: Re: chemSHERPAの複合化
- 投稿者: ゲスト 投稿日時: 2019-3-21 16:44
- >なんで実質2階層のみって構成にしたんだろ?AISからの踏襲だけど。
AISの作成手順書に以下のような項がありました。
引用始め--------------------
5.2 複合化における要求事項 複合成形品に関するAISへの記述内容への要求事項は、以下の3点とした。 (A) 最低限の階層情報と原部品情報の確保が実現できる (B) テキスト情報量として制限可能である (C) SC伝達における階層情報等の処理を機械的に実施可能
(A) の設定理由 ・RoHS指令やREACH規則での高懸念物質を管理(単に欧州化学品庁への届出、DSUへの情報伝達、消費者への情報開示などを満足させるため、あるいは将来的な制限への準備などに必要な用途や安全に使用するための情報の把握に対処)するためには、報告物質含有箇所毎の質量や含有率が必要であり、加えてこれらの情報はSCの川下側へ伝達する必要がある。 ・たとえ粗いレベルでも部品構成や材質情報を開示したくないサプライヤにとって情報を秘匿できる
(B) の設定理由 ・AIS記載情報の伝達主体が電子データによる方法であったとしても、帳票での閲覧可能範囲やデータを登録するデータベースに通常項目あたりの容量制限が存在する。 ・複合成形品を構成する、最小単位である原部品にいたるまでの階層構成情報として、複合成形品製造者にとっての課題になるようなノウハウ漏洩は回避する必要がある。
(C) の設定理由 ・SCの段階に応じた命名への配慮など複雑なルール排除したい。 ・多くの部品を用いる組立部品のサプライヤに、部品名称や構成名称の命名へ都度考慮を要求するといった煩雑な対応は回避したいといった事項がある。
--------------------引用終わり
”2階層のみ”にしたのは 「たとえ粗いレベルでも部品構成や材質情報を開示したくないサプライヤにとって情報を秘匿できる」 のせいかなと当時思ってました。
直接取引のない川下の企業に細かな構成情報を教えたくないという川上企業の要望があったんだと思います。 下手すると構成情報さえあればコストの安い企業へ転注されてしまう事もありうると考えたのかなと…。
(c)の設定理由として川中企業へ川上企業それぞれが命名ルールの押し付けなどが起きないようにという配慮もあったようですね。 今回の件で言えば”「製品名」に「製品型番」を入れて回答してもらえる”というのも押し付けてはいけないということになります。 もちろん作成者が善意でやる事には問題ないと思われますが…。
質問者の方の希望を叶える良い方法はあまり思いつかないです。 自分がやってる時は… 複合化の作業をしている時に目を皿のようにして確認するとか、 複合化したいshaiファイルだけを予め一つのフォルダに集結させておくとか。 いずれにしても複合化した後のファイルでは製品名をたどるしかないですね(泣)
|