材料証明書とは

化学物質調査とはちょっと違う話なのですが
皆様は「材料証明書」と聞いて、どんな書類の事を指していると思いますか？

Ａ．この製品は”ホニャララート”という材料を使用して間違いなく生産された事を証明する書類
注意：もちろん”ホニャララート”は架空の材料名

Ｂ．この材料はＪＩＳ規格やＩＳＯ規格などの公的規格とか、自社基準または顧客要求事項に関する機械的性能・物性を満足している事を証明する書類
例：内容的には鋼材のミルシートとか物性表とかが近い

Ｃ．RoHS指令やREACH規則、化審法や安衛法等の比較的世に知られた化学物質規制に対し適合している事を証明する書類

お客から「材料証明書をください」とお願いされる事がちょいちょいあるんだが、いつも「どのパターンの証明が欲しいのかな？」と迷うんですよねぇ。
「具体的にはどのような証明内容が必要ですか？」と尋ねるんですが、「材料証明書と言えば皆がくれるやつ」とか言われるとお手上げで（泣）

一応世の中的には「材料証明書」の定義としてどういうものが多いのか気になったもので。

皆がくれるという「材料証明書」の社名を黒塗りしたサンプルを貰えばよいのでは？

通常は、要求してくる顧客の専用様式があると思うのだけれど・・・

それがですね･･･参考にしたいので指定フォーマットやサンプルをいただけますかと尋ねたら「みんながくれるやつ」という答えが返ってきたのですよ･･･。

たぶん担当者も何が欲しいのかわからないまま、とりあえず誰かから入手を指示されたのでウチに言ってきたみたい（苦笑）

企業秘密で開示不可
ただし、具体的な規制内容を提示してくれればその法規を満足している
回答書は作成いたします
川上からのエビデンス（上記例で言えばC）がご要求でしたら
サインペンで真っ黒に塗りつぶして出しますがかまいませんね？
サインペン禁止？でしたら、うちはASSY屋なのんで
材料ベース川上からもらうのではなく
部品ベースで専門機関に持ち込んで成分分析しますので
分析費青天井になるのでよろしく

と、15分前に回答しました・・・

msg# 1.2 の方は「化学成分に関する証明」と受け取られるのですね。

ここは環境報告のサイトですし、そういう風に思う方が多いのかもしれません。
ただ普段の感覚とでいうと「化学成分に関する証明」は例えば不使用証明書とかグリーン調達適合宣言書だとか呼ばれる書類の事が多いので、単に「材料証明書」と言われて化学成分の事を連想する事は少ないです。
ただお客によっては「化学成分に関する証明」の事を指す事もあって混乱するんですよ。

トピ主です。
ちょっと補足します。

Ａの場合での”ホニャララート”は図面にも記載されているような材料名で顧客に伏せているものではないです。
「御社と弊社で取り交わした契約上の正規材料で間違いなく生産していることを証明します。」
というぐらいの証明書です。
たぶん材料間違いが起きた時の証拠品なんでしょうね･･･。