『立場』という言い方をしてみましたが、IMDS内部では、
・クライアントマネージャー(改めカンパニーアドミニストレーターになったらしいです)
・ユーザー
・コンタクトパーソン
という言葉があります。
それぞれIMDSに『関わる』ことには違いないのですが、それぞれの『立場』みたいなものがあります。
それについてちょっと説明します。

とりあえずオンラインでIMDSに関わるものから……
こちらは共通事項として、IMDSにアクセスして作業することになります。
また、90日(3ヶ月と思っていると微妙にずれるので90日です)毎にパスワードの更新が必要になります。
ユーザーIDとパスワードの管理をしっかりとやりましょう。
この辺りは自社のクライアントマネージャー以外では制御できません。
『パスワードを忘れた!』と言って運営に連絡しても、対応してもらうのはなかなか難しいです。……一応手順を踏めばやってはくれますが。
セキュリティの問題で、IMDS上のデータは公開データか自社データ及び受信データ以外見れないようになっていますが、もし他企業のIDでアクセスできてしまうと、その内部は見放題になってしまいます。運営側も確認を取れない相手に対してほいほいとIDを与えるわけにはいかないということです。
なので、ID及びパスワードの管理は社内で確実に行うようにしてください。
担当が変わって引き継ぎができていないとか言語道断です。


○クライアントマネージャー
・実際にIMDS上での作業を行える
・ユーザーの設定権限
・コンタクトパーソンの設定権限
といった感じです。
クライアントマネージャーはIMDSの操作において、社内で最上位の存在になります。
アクセス権限を付与したり、コンタクトパーソンに設定したりするのはクライアントマネージャーにしかできません。
逆に、クライアントマネージャーのユーザー権限が停止してしまうと、この辺りの設定が一切できなくなってしまいます
なので、社内的にはメインとサブで二人のクライアントマネージャーを設定し、相互補完できる環境にしておくと安全かと思います。
……え?クライアントマネージャーは複数設定できるのかって?
できます
すごくイイカゲンな説明をすると、クライアントマネージャーはユーザーに管理権限を付与されているだけです
増殖するにはその権限を付与すれば良いだけです。クライアントマネージャがユーザーに。
ただし、前述の通り、クライアントマネージャーが居なくなると権限付与ができなくなるので、注意が必要ということです。
……『じゃぁ全員クライアントマネージャーにしてしまえば良いのでは』って?それじゃ収拾付かないでしょ。仮にも『管理権限』なワケだし。

○ユーザー
・実際にIMDS上での作業を行える
一般的にIMDSにアクセスして、実際に作業を行うオペレーターに付与される権限です。
データを作ったり、作ったデータを送ったり、受け取ったデータを承認したり、登録されているデータを閲覧したりできます。
クライアントマネージャーも同じことができます。


で、実際にIMDSにアクセスしないでも良いのがコレ

●コンタクトパーソン
・送信の際にデータの内容を『誰の名前で送信許可したか』という一種の署名に使われます
例えば設計のボスですとか、品質保証のボスですとかそういった人が担当されると良いと思います。またはボスじゃなくて設計担当者とか。
『IMDSのデータの内容について質問された時に答えられる人』という説明があったような気がします。
なんせ『会社の所在地』とか『電話番号』とか『メールアドレス』とか登録されてしまうので、かなりまじめに直接連絡が飛んでくる可能性があります。私は今までそういった実例は見たことありませんが。
別にIMDSを触る必要はありませんが、多少は知識があった方が良いと思います。
『名前を貸すだけ』でも機能上は問題無いですね。居ない人が設定されているのは流石にどうかと思いますが。
データを作って、使用可能状態にする時には必ず設定を要求されます。
担当部門が違うのであれば、複数設定することもできます。上手に使い分けましょう。


****2018/08/17追記****
いつの間にか、コンタクトパーソンも承認しないと設定できなくなっていました。
コンタクトパーソンに設定された人に、承認用のメールが送られるので、アドレスをクリックして承認してもらうと設定できる様になります。
IMDSからのメールはスパムにされてるかもしれませんので注意。

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……といったところです。
クライアントマネージャーは人の出入りを管理してコンタクトパーソンやユーザーの設定を管理し、ユーザーは実務を行い、コンタクトパーソンは内容を確認したりしなかったり名前を騙られたり(違うだろ)するのが役目ということです。