主にIMDSと言えば、
公式web siteにアクセスして、[System Login]で使用されているかと思います。
コレは無料ですよね?
これ以外に、
・IMDS AI
・IMDS-a2
・eCenter-icm2
といったものが
用意されています。これらが有料版になります。
eCenter-icm2はまだ
日本語紹介ページすらできていないので置いておくとして、
IMDS AIと
IMDS-a2について紹介します。
あ、私の独断と偏見がかなり混じっていますので、詳しくは上記の公式ページから情報を取得したり、必要であれば運営に依頼して説明を受けていただくのが最も確実かと思います。あくまで参考意見です。・IMDS AIIMDS Advanced Interfaceの略です。
[機能]IMDSサーバーからデータのダウンロード及びサーバーへデータのアップロードを行う
インターフェイスです。
吐き出されるデータはcsv形式で、内部構成はヒ・ミ・ツ(テスト版の契約をして内部に入ればマニュアルがあります)ですが、まぁcsvということでテキストの羅列です。
アップロード時にはxml形式に整形しなければなりません。コレの書式については、JAMAシートの表紙および入力帳票の上部にある『xmlファイルの出力』のボタンで作成可能です。
IMDS AIの手動運用状態は、IMDS無料版のメニューにダウンロード及びアップロード用の項目が追加されているだけです。……なんと言うかものすごいがっかり感。まぁ、
運用目標としては自動化して人間触らないからどんなデザインでも問題無いんですが。
[使用する際の方向性]IMDS入力業務の全自動化を目標とする場合は、コレが必須になるかと思います。
自動化により、IMDS対応に割く人員の低減に繋がります。
バッチ処理が可能となっていますので、自動的にアップロード・ダウンロード・受信データの承認処理等を行うことができます。
逆にIMDSの自動対応を考慮しない場合、年間5000ユーロ以上も払うのがばからしいとも言えます。もっと他の方法考えた方が良いですよ。
[注意]IMDS AIはインターフェイスですので、コレ単体では自動化どころかほとんど何の役にも立ちません。
社内システムとの連携や、データの管理システムの構築等で手間暇お金がかかります。自力で構築するには、それ相応の知識や社内システムの見直しなども必要になるでしょう。
一般的に数百万規模のIMDS対応ソフトが販売されていますが、概ねこのIMDS AIを前提としたシステムとなっています。
とにかく、導入・運用に大掛かりな動きが必要になります。
・IMDS-a2 Optimizer[機能]通常、IMDS無料版では何か操作をするたびにサーバーにアクセスしますが、IMDS-a2の場合、内部に情報を一気にダウンロードして操作速度の向上を図っています。ダウンロードと言っても、その情報は保存されないため、データの利用はできません(ここがAIと違うところ)
また、複数の小ウィンドウで情報を操作することができ、小ウィンドウ間のドラッグ&ドロップも実装しています。ツリー内の並びを変えるのもドラッグ&ドロップでできるので便利。
あまり大々的には宣伝されてはいませんが、csvを使用したデータのアップロード機能もあります。
他にも受信データの承認自動化などもできるみたいですが、説明は省略。
[使用する際の方向性]基本的には『
人間が行う操作のスピードアップ』が狙いのツールです。
年間2000ユーロとそこまで(会社で運用するモノとしては)高価でもありませんし。
前述のアップロード機能も上手に使えばかなり効率が上がります。弊社のEnMaはこの機能の運用を考慮して製作されています。[注意]別にコレがあるから『確実に工数が低減できる』という保証はありません。
確かに慣れれば結構スピーディーな操作が可能ですが。
こんな感じが私個人の感想ですが、運営さん怒っちゃヤーよ