部品情報を記述するエリアです。
6から11の6項目。
この情報も製品情報と同様に、『その部品の内容に関わる情報の行数分同じ情報を記述する』のが基本です。なので、同じ情報がだらだら並んでいるわけです。うぜー。
ただ、このエリアで部品の構成状態まで表現するため、部品の状態によって記述方法に差があります。
例えば『親部品』というものがあります。『部品を構成物として』内包し、直接『材料』を持たない部品ですね。この場合は、1行のみの記述です。
その『構成物としての部品』=『子部品』として、『材料』を持つ部品があります。コレは材料の行数分だけ同じ情報を記述します

製品情報と同様に、部品の質量は、部品の1行目にのみ記載されます。
ここは後述しますが気にしなくても問題ありません。


それでは、説明にいってみましょう。


6:登録済区分
のっけからなんじゃこりゃ風味満点ですが、とりあえず『選択』ボタンを押してみましょう。
『登録済』*2・『支給部品』・『支給材料』という選択項目が出てきます。
とどのつまりは『内容記述をサボる口実』です。
『このシートの中でもう報告してるから』『前に報告しましたし』『あんたのトコからもらってる部品/材料だから内容なんか知らん』といった感じです。
便利そうに見えますが、この項目の使用可否については報告先によりますので、確認の上でご使用ください。支給部品/材料についてはほとんどの場合使えます(極稀に『支給部品の情報を一切入れない』というパターンもあります)

7:構成番号
部品情報最大の鬼門です。
ここの数値が1ずれるだけで部品構成が崩壊するという……いや、ほんと、マジで。
最上位の部品(=製品)を1として、以下1レベル下がる毎に1加算されます。順番とか整理番号ではありません。
JAMAシートには『親』を記述する要素がありませんので、データの上から下に向けて順番に構成されることになります。

例えば、


子-1
子-1の子-A
子-1の子-B
子-2
子-2の子-C
子-2の子-D

というデータがあった場合、

1
2
3
3
2
3
3

となります。
コレが、

1
2
2
3
3
3
3

となってしまうと、


子-1
子-2
子-2の子-A
子-2の子-B
子-2の子-C
子-2の子-D

になってしまうのです。構成が違うでしょ?
わかりにくかったら掲示板(仮)にでも書き込んでいただければ、専用で記事を書きます。

8:構成部品番号
部品番号です。基本的に社内で管理に使用している部品番号を記入します。
もし、納入先の品番がある場合、その品番での記述を要求される場合もあります
納入先の記入要綱を確認してください。

9:構成部品名称
部品名称です。基本的に社内で管理に使用している部品名称を記入します。
品番と同様に、納入先の名称がある場合、その名称での記述を要求される場合もあります
納入先の記入要綱を確認してください。

10:構成部品質量A
……『A』?
この項目については、製品情報の質量と同じように『自動調整』ボタンでJAMAシートが計算してくれます
構成される部品の数量や、材料の使用量が正しく入力されていることを確認の上実行してみてください。
どうでも良い話ですが、製品情報の『自動調整』ボタン操作一発で、部品情報の必要な箇所全てに質量の計算値が記入されます。この項目の『自動調整』って必要性あるのか?

11:構成部品数量
部品の数量です。
何を説明しろと。

こんな感じです。
次は材料情報です。

JAMAシートの構成 - 其の壱:全体の大まかな構成 -
JAMAシートの構成 - 其の弐:製品情報の構成 -
JAMAシートの構成 - 其の四:材料情報の構成 -
JAMAシートの構成 - 其の五:化合物情報の構成 -