材料情報を記述するエリアです。
12から19および28から32、46と48の15項目(8+5+1+1)
この情報も製品情報と同様に、『その材料の内容に関わる情報の行数分同じ情報を記述する』のが基本です。なので、同じ情報がだらだら並んでいるわけです。ちょーうぜー。
さて、いつものように説明にいってみましょう。
今回は項目が多いので大見出しで分けてみましょう。コラム自体はいつもの鰻ですが。
○構成材料15行目で、緑色に塗られているセルの範囲です。
12:表面処理識別13:構成材料名称16:材料規格17:材料コード(金属・その他)18:材料記号(樹脂・ゴム)19:VDA材料分類コードJAMAシートの外部リストに記載された内容に沿った形での入力が必須となります。基本的に人力で触る項目ではありません。
一部、
外部リストから参照した時点で『@』『$』と記載されている場合がありますが、そこについては手順書に則った置換えが必要になります。
14:材料商品名貴社の社内呼称で良いでしょう。自由入力可能です。空欄でもOK。
15:材料質量[g/構成部品]コレは、その材料の一番上の行にのみ記載されます。
この項目の記載されている行で材料の区切りを行っているため、複数記載されている場合、そこで材料情報が寸断されます。注意。
ココの情報が網羅されていれば、『自動調整』ボタンで部品の質量は計算できます。
48:社内材料コード貴社内で管理に使用している材料コードなどで良いでしょう。自由入力可能です。空欄でもOK。
○リサイクルここの項目は、その材料の一番上の行にのみ記載されます。
28:再生材使用率(工程内リサイクル材)最小値29:再生材使用率(工程内リサイクル材)最大値工程上発生した端材を再投入したものが何%含まれているかという情報です。……説明難しいですね。例えば鋳物の湯口分の再投入とか?微妙。
0でも問題はありません。……現状では『わかっている範囲』で良いと思いますが、今後の動向を考えるとできれば情報は確保しておきたいですね。
30:再生材使用率(市場回収材)最小値31:再生材使用率(市場回収材)最大値市場から回収した材料が何%含まれているかという情報です。
細かい説明は28/29:再生材使用率(工程内リサイクル材)と同じなので以下略。
32:材質表示ISO1043/1629/18064/11469に則って材質表示を行っているか?という項目です。
入力規定として、必須になる条件がありますので、エラーチェックをかけてみて引っかかってからでも良いのでは無いでしょうか。
まぁ、わかっているなら最初から入力するにこしたことはありませんが。
○部工会オプション管理用って感じですかね?
46:Node ID[材料](IMDS管理)登録済み材料を参照した場合に記載されます。
IMDS上の運営による公開材料のNode IDになります。
自社の材料のNode IDを記載してもエラーチェックの際に消されてしまうので注意。ここも人力で弄る項目ではありません。
登録済み材料として認識する条件は、
・材料情報の一致
・化学物質の並びの一致
・化学物質の含有率の内容の完全一致←コレがヤバい
と、いった感じです。
『化学物質の含有率の内容の完全一致』は、登録済みデータ上で『0.10』と表記してある場合、『0.1』では『不一致』と認識されるということです。
すげぇうぜぇ。
そんな感じです。
次は化合物情報です。
JAMAシートの構成 - 其の壱:全体の大まかな構成 -JAMAシートの構成 - 其の弐:製品情報の構成 -JAMAシートの構成 - 其の参:部品情報の構成 -JAMAシートの構成 - 其の五:化合物情報の構成 -