マニュアルで見るとp.59に記載されていますが……何のことやらさっぱり。
使い方の指針とか書いておけと。

数量系『each』
長さ系『mm』『cm』『m』
面積系『mm*2』『cm*2』『m*2』
体積系『mm*3』『cm*3』『m*3』

が選択可能です。
なんか面積系と体積系の表記に違和感があるけど気にしたら負けだと思うので放置。

未選択の場合、数量系『each』が適用されます。
意味合い的には『一つにつき』ってカンジです。No.10(L列)の質量は『一つにつき(=each)』であり、No.11(M列)の数量使用しています……とまぁ説明するまでもないですが。

あ、ぶっちゃけこの項目入っているだけなんで注意。
覚書みたいなもんです。

さて、この項目を使用する際の注意事項を挙げてみましょう。

・子部品にのみ適用可能(製品データには適用できない)
■  g/個(1個固定)
├■ g/cm(長さあたり)
├■ g/cm^2(面積あたり)
└■ g/cm^3(体積あたり)

まぁ、この項目を使うコトで擬似的にIMDSのセミコンポーネントみたいな扱いにできたりできなかったり?


では実際に使用する際の考え方にいってみましょう。

例えばワイヤーとか1ロール100mで1kgって情報があるとしましょう。
・材料成分はわかっている
・使用量(長さ)はわかっている
とします。

100m=1kg
100m=1000g
10000cm=1000g
10cm=1g
1cm=0.1g
使用量:35cm
35cm=3.5g

ってな感じに変換して使う数値になるわけです。
ここで、JAMAシート上に『100m=1kg』で『35cm(0.35m)』と記述しようとしたとします。
まず最初に『100mあたり』が選択できません。しかたがないので『1mあたり』に変換します。

『1m=0.01kg』

次に、使用量の指定をします。
数量はNo.11(M列)になりますが、ここの入力規定は『整数3桁』つまり『1から999』です。現在指定単位は『m』で、使用量は『35cm(0.35m)』単位が違います。しかたがないので『1cmあたり』に変換します。

『1cm=0.0001kg』

ちなみにNo.12(L列)の入力規定は『整数7桁+小数点以下6桁』です。一応問題はありませんが、どうみてもkg単位で表記するものではありませんね。

『1cm=0.1g』

これで晴れてめでたく『0.1g/cm*35cm』という表記が可能なトコまで数値を変換することができました。
しかも、『長さや面積を数量として扱って良いか』報告先に確認し、さらにその報告先に確認し……という行為も必要です。
超・めんどくせぇ。

Excelに変換するリストを作っておいて、面積や長さ入れたら質量になるって状態にしておく方が楽です。ってゆーか私はそうしてます。
社内システムに組込むにも社内システムに質量管理してる項目が……ぅゎ何す(ry

Excelファイルの改変問題とかある場所知らなきゃアウトとかあるかもしれませんが、この程度のモノならExcelで十分かと思います。
単位変換ミスで数値がずれる心配も減りますし。

例えば
報告された情報:『1m^2=15g』
使用量:mm^2単位
とします。

A1セル:『数量(基準)』
B1セル:『単位』
C1セル:『数量(基準質量)』
D1セル:『単位』
E1セル:『数量(使用量)』
F1セル:『単位』
G1セル:『数量(質量)』
H1セル:『単位』

A2セル:『1』
B2セル:『m^2』覚書
C2セル:『15』
D2セル:『g』覚書
E2セル:空欄(色でも付けておきましょう)
F2セル:『mm^2』覚書
G2セル:『=C2/1000000*E2』
H2セル:『g』覚書

って感じにしておけば面積入れるだけで勝手に計算してくれます。
あとは、報告時に小数点以下何桁までを有効とするかですかね?
小数点以下3桁に四捨五入するなら、

G2セル:『=round(C2/1000000*E2,3)』

とか。
覚書としている単位部分を選択式にして、連動して『/1000000』の部分が変わるようにしたりとかカスタムしてみてください。
Excelの勉強にもなるかも?