例えば、環境規制が改訂され、今まで規制対象ではなかった物質が規制対象(GADSLに記載)となり、自社の部品を構成する材料でその物質を使っていた場合とします。

とりあえず、IMDS上登録されている材料を更新します。
これは最低限必要な行動ですね。
さて、これで完了でしょうか?

答えはNO
この材料を使用した部品を全て更新しなければいけません。
IMDS AIを導入していない場合、全て手動です。正直うんざりします。
まぁ『置換え』機能の実装のおかげでだいぶ楽にはなりましたが。

IMDSレコメンデーション(IMDS 022)上で言うと、
・自動更新はされない
・登録済みデータは全て更新
・顧客への通知(送信/公開)を行うこと
といった感じです。
が、過去に登録したデータ全件対応と言うと、
・生産終了
・代替
といったこともあるかと思います。
この辺りは取引先に相談して、送信するべきものと放置して良いものの切り分けを行って、不要な工数を発生させないようにしましょう。
……それでも数が減らない場合はご愁傷様としか言えませんが……。



****2018/08/17追記****
直接参照しているデータがバージョンアップされている場合、親データのバージョンアップを行うと、最新のバージョンを参照しなおしてくれるようになってました。
ちょっと楽になったね!
これのおかげでコンポーネントをノードで作る意義が大幅に上がった気がします。