JAMAシートの『入力帳票』の上の方や、『表紙』の下の方に『csvファイル』という言葉があります。
報告を行ったことがある方ならわかると思いますが、JAMAシートに書き込んだデータを容量的に軽い書式で書き出す時に使いますね。
JAMAシートの入力帳票jamasheet_jpxxxxxxxx.xlsは未入力状態で約1.5MBytesとメールで送付するにはサイズが大きいです。こんなモノを(場合によっては)複数個送られたら、下手すればメールサーバーがパンクします
(それを見て『貧弱!貧弱ぅ!』と言う人も居るかもしれませんが)そこで、csvという形式に変換して容量を小さくしようというわけです。
どれぐらい小さくなるかと言いますと……内容によりますが、数百kBytesもあれば大きいデータなのではないでしょうか?私はcsvにした時点で200kBytesを超えるJAMAシートのデータは見たことありません。
とりあえず『
csvファイルって何?』という件については放っておいて、用途の説明をしましょう。
○書き出し
JAMAシートに記入したデータを、csv形式で書き出すことができます。
このcsvファイルを報告用として使用します。
○取り込み
JAMAシートで書き出されたcsvファイルは、JAMAシートで取り込むことでJAMAシート上に展開できます。
注意点として、
『JAMAシート上にデータが入っている状態』では取り込みができないというものがあります。
取り込みができるのは、初期状態のJAMAシートのみという感じです。
納入先から依頼が来た際に、製品情報や構成情報の下データをcsvで送付される場合があります。このファイルを取り込んでからデータを作成することになるのですが、実際にデータを作成する際に例えばサプライヤーからJAMAシート形式で部品データを収集していたりしても、取り込みができないということです。
コピペできるので問題はありませんが。
といった感じです。基本的にはデータの授受に使われるという認識で良いと思います。
小ネタ:
csvファイルはExcelで閲覧・編集を行うことができます。
が、Excelで開いて編集して保存してしまうと十中八九JAMAシートで取り込めなくなります。
何故か?
JAMAシートは48個のデータ枠を持っていて、そのデータの枠の数が合わないと取り込みができないからです。
csvファイルを直接編集したい場合は、メモ帳かワードパッドで開いてみてください。
『"","",……』といった感じでデータが並んでいると思います。
『"』の間がデータの内容で、『,』がデータの区切りです。『"』は省略可能ですが、文字列(部品名称とか)に『,』が入った場合に区切りがずれてしまうので注意。
取り込みの際に重要なのが、この『,』の数です。
『社内材料コード』という項目が一番後ろにあるのですが、この項目は自由入力の項目のため、空欄になることも多々あります。
Excelで開く→編集→保存とやった場合、この『社内材料コード』の欄が空欄だった場合、『そこにデータが無いから区切りもいらない』という保存のされ方をするのです。
つまり『,』が足りなくなる。
言葉で説明するのが面倒なので、気になる方はJAMAシートから書き出されたcsvファイルをコピーして、Excelで開く→編集(別に何も触らなくても良かったかも?)→保存として、両方をメモ帳で開いて並べてみてください。
……そもそも直接csvを触れても意味はあんまり無いんですけど。