含有物質に関する営業上の機密

顧客より依頼がありＡＩＳを作成しているのですが
どう記載するか迷っていることがありまして
どなたいいアイデアがございましたら、教えていただけますでしょうか。

単部品を構成する材料に含まれている物質でGADSLに該当する物質があるようです。
ただこの物質は物質名称・CAS番号・含有率・含有量などが全て自社の「営業上の機密」にあたり外部には知られたくないのです。

『GADSLに該当する物質を含有している事は記載できるが、詳細は全く記載できない。』という状態です。

含有する事自体を全く伏せてしまうというのも手かなとは思っているのですが、何か他に手はありますでしょうか。

当方あまり機密っぽいデータを触ったことがないので一般論的なトコになってしまいますが……



とりあえずGADSL記載物質を隠すのはNGですね
ただ、その中で規制をちゃんと把握しておくとらしっぽく隠す手段が見えてくるかと思います

例えばRoHS規制物質だった場合、含有即罰則の可能性がありますので恐ろしくリスキーです
REACH規制物質も同様ですが、まだこちらは総量規制だったりするので部品が小さければそこまで影響無いかも→未記載にしといてツッコミくらったらその時なんとかするかといった逃げ方もできますね
銅とかGADSLに記載されてるけど何も規制されてないので書かなくても問題なくね？とか

なので、関連法規と照らし合わせてみるのが手間ではありますが根拠を持った対処ができる道ではないでしょうか
あとは含有率を丸めたりずらしたり……



とりあえず『AISの仕様上本来記載要ではあるが弊社としては機密のため記載したくないと思われます→どうしましょう』と上司に判断を投げるのが得策かと
作業者レベルで勝手に処理せずに『会社として』方針を決めておけば今後同様のケースがあった際にも対処が楽になりますし、何かあった時に『上長判断で対処しました』という免罪符になる……のかなぁ？
案外『機密としたいがルールなら仕方ない。出しちまえ』って判断になるかもしれませんよ？

後は先方の担当者と相談といった感じですかね？

ご回答ありがとうございます。

上司に相談し、社内の関係者で話し合った結果
「とりあえず具体的な事は載せず顧客へ報告し、事情を話して指示を仰ごう」となりました。

今回対象となった部品は自動車には全く関係の無い部品ですし
元々が「REACH規制物質の含有量調査」という依頼で
提出データとしてAISが指定されているだけなので
事情を話せば考慮してもらえるかもしれない･･･ということになりました。

単に提出をAISというフォーマットで行うだけで
内容的には本来のAISの作成ルールを逸脱しているものも
他社向けには先方の了解を得て作成したりしているのでなんとかなりそうです。

AIS本来のあり方としてはあまり良い事ではないのですが
どうしても対応できない部分はしかたないとするしかないのかもしれません。