一口に『報告』と言っても、
・含有の有無の確認
・成分報告
と単純に2種類に分けることができます。
今回はより細かく情報が必要な、成分報告について必要情報を考えてみましょう。
報告基準はIMDSで、報告サンプルとしてはASSY部品としておきましょう。
とりあえず、報告をする前提として依頼が来ます。
この依頼には、
○部品名称
○部品番号(品番)
が規定されていると思います。
『納入品全部』とか無茶なコトを言うところもありますが、とりあえずソコは置いておいて、話を進めましょう。
では、この品番に対して構成情報が必要になります。
この報告を依頼された部品を構成する部品や材料の情報です。
部品の場合、
○構成部品名称
○構成部品番号
○数量(整数個)
△質量(ミリグラム / グラム / キログラム)単位に注意
ここで、質量を△にしたのは、構成する材料によって質量が決定されるためです。
一番上の報告する部品についても質量は構成部品によって決定されるため、扱いは△ですね。
部品を構成する材料があります。
材料の場合、
○材料名称
○材料記号(主に樹脂/ゴム系)
○材料コード(主に金属)
○公的材料規格
○VDA材料分類
○質量(ミリグラム / グラム / キログラム)単位に注意
ここでは質量を○にしていますが、これは『部品に組み込む』際には確定している数値になるからです。
材料名称や公的材料規格は、IMDSやJAMAシート上でルールがありますので
それに従ってください(よくわからない場合は掲示板にでも書き込んでみていただければ、参考意見を出させていただきます)
これで、報告部品-構成部品-材料という構成ができたものと思います。
質量は、
・材料の総計→構成部品の質量
・構成部品の総計→報告部品の質量
と計算します。
材料の質量は、できれば実測が望ましいですが、表面処理などの場合は計測が難しい場合もあるかと思います。
その場合は『やむを得ず』計算で出すといった方法が考えられます。
この辺りは社内でルールを決めていただけると良いかと思います。
他にも10本口で計測したら表面処理前後の質量の差が出せるかもしれません。
あ、実際の納入部品の質量との整合性は確認が要りますよ?
まれに子部品を積み上げたら納入部品の質量と大幅に違っていたりする場合がありますので……概ね単位間違いが原因だったりしますが。
と、いった辺りでおおまかな情報は揃ったかと思います。
他の情報としては、
・材料のリサイクル情報(材料に含まれるリサイクル材料の割合)
・アプリケーションコード(規制物質に一部発生する用途選択)
・樹脂/ゴム部品の材料マーキング
・プロセスケミカルの用途選択
・送信先情報(図面番号や取引先コードなど)
といったものがあります。
ざっと見てもこれぐらいの情報があるのです。
正直めんどくさくてしょうがありません。仕事ですけど。
部品や材料を購入している場合、その供給元に情報提供を依頼するとだいぶ手が抜けるかと思います。
IMDS上では、受信したデータを組み込むことができますので。
報告に際して、こういった加工や表面処理前後の質量測定といったものが出てくると、報告を行う部署だけでは苦労があると思います。
そこで、社内の各部署と連携する必要があると思います。
こういった報告の内容や報告した情報の用途など、社内的な意識の浸透は難しいですが、これができているのとできていないのでは、雲泥の差があります。
何でも自分でやってしまうのも悪くはありませんが、継続的な業務ですので、餅は餅屋に任せるのが良策かと思います。
後は入力だけですが……それはまた別のお話で。
……長!最後まで読んだ人どれぐらい居るんだろ?
・含有の有無の確認
・成分報告
と単純に2種類に分けることができます。
今回はより細かく情報が必要な、成分報告について必要情報を考えてみましょう。
報告基準はIMDSで、報告サンプルとしてはASSY部品としておきましょう。
とりあえず、報告をする前提として依頼が来ます。
この依頼には、
○部品名称
○部品番号(品番)
が規定されていると思います。
『納入品全部』とか無茶なコトを言うところもありますが、とりあえずソコは置いておいて、話を進めましょう。
では、この品番に対して構成情報が必要になります。
この報告を依頼された部品を構成する部品や材料の情報です。
部品の場合、
○構成部品名称
○構成部品番号
○数量(整数個)
△質量(ミリグラム / グラム / キログラム)単位に注意
ここで、質量を△にしたのは、構成する材料によって質量が決定されるためです。
一番上の報告する部品についても質量は構成部品によって決定されるため、扱いは△ですね。
部品を構成する材料があります。
材料の場合、
○材料名称
○材料記号(主に樹脂/ゴム系)
○材料コード(主に金属)
○公的材料規格
○VDA材料分類
○質量(ミリグラム / グラム / キログラム)単位に注意
ここでは質量を○にしていますが、これは『部品に組み込む』際には確定している数値になるからです。
材料名称や公的材料規格は、IMDSやJAMAシート上でルールがありますので
それに従ってください(よくわからない場合は掲示板にでも書き込んでみていただければ、参考意見を出させていただきます)
これで、報告部品-構成部品-材料という構成ができたものと思います。
質量は、
・材料の総計→構成部品の質量
・構成部品の総計→報告部品の質量
と計算します。
材料の質量は、できれば実測が望ましいですが、表面処理などの場合は計測が難しい場合もあるかと思います。
その場合は『やむを得ず』計算で出すといった方法が考えられます。
この辺りは社内でルールを決めていただけると良いかと思います。
他にも10本口で計測したら表面処理前後の質量の差が出せるかもしれません。
あ、実際の納入部品の質量との整合性は確認が要りますよ?
まれに子部品を積み上げたら納入部品の質量と大幅に違っていたりする場合がありますので……概ね単位間違いが原因だったりしますが。
と、いった辺りでおおまかな情報は揃ったかと思います。
他の情報としては、
・材料のリサイクル情報(材料に含まれるリサイクル材料の割合)
・アプリケーションコード(規制物質に一部発生する用途選択)
・樹脂/ゴム部品の材料マーキング
・プロセスケミカルの用途選択
・送信先情報(図面番号や取引先コードなど)
といったものがあります。
ざっと見てもこれぐらいの情報があるのです。
正直めんどくさくてしょうがありません。仕事ですけど。
部品や材料を購入している場合、その供給元に情報提供を依頼するとだいぶ手が抜けるかと思います。
IMDS上では、受信したデータを組み込むことができますので。
報告に際して、こういった加工や表面処理前後の質量測定といったものが出てくると、報告を行う部署だけでは苦労があると思います。
そこで、社内の各部署と連携する必要があると思います。
こういった報告の内容や報告した情報の用途など、社内的な意識の浸透は難しいですが、これができているのとできていないのでは、雲泥の差があります。
何でも自分でやってしまうのも悪くはありませんが、継続的な業務ですので、餅は餅屋に任せるのが良策かと思います。
後は入力だけですが……それはまた別のお話で。
……長!最後まで読んだ人どれぐらい居るんだろ?
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