IMDS上であらかじめ用意されている材料のこと……だけではないんですが、とりあえずそんな感じです。
一般的にIMDS上では、
1.化学物質を組み合わせて材料を作る
2.材料を組み合わせて部品を作る
3.部品を組み合わせて製品(組立部品)を作る
といった感じでデータを構築します。
1.で材料を作る際には、化学物質の構成と含有量等の情報が必要になりますが、公的規格(JISとか)で規定されているものもあります。基本的には金属だけなんですが。
公的規格材料は、材料検索の『公開データシート』のチェックを入れた際にデフォルトで選択されている、
IMDS-Committee
IMDS-Committee / ILI Metals(金属材料系)
Stahl und Eisen Liste(多分ドイツの鉄鋼規格材料の類)
に結構な数が登録されています。全てではありません。
また、JIS規格材料でも、成分構成が特定できないものは入っていなかったりもします。
参照規格として成分構成が規定されている材料規格がある場合、そちらを参照してみるのも手です。
ここで、公開材料を使用すると、1.をスキップして2.から始めることができるわけです。ちょっとだけ便利ですね。
ただし、使用の際には注意が必要です。
お手元のミルシートなどの情報と見比べて、公開されているデータと材料規格の整合性、含有量や成分の項目を確認して適合の場合にのみ使用可能と判断してください。
例えば、○○相当材料というもので、『規格に規定されていない物質が意図的に投入されている』場合、それは特殊材料という扱いになります。公的規格の材料から外れてしまう場合があるのです。この場合は材料データを作るしかないですね。または材料メーカーにデータを送信してもらうか。
ちなみに、IMDS-Committeeのデータを使用した際に、その材料データの不備を指摘して拒否することはIMDSのルール上許されていません。
使用材料がIMDS-Committeeで公開されているなら、自前で作って管理するよりそちらの方が安全確実ということです。
・材料を作らないでも良い
・材料の管理をしなくても良い
・材料の中身を気にしなくても良い
非常に有利な条件が揃ってはいるのですが、『とりあえず使っとけ』という意識で使うとちょっと問題があります(意識的に)
内容と用法をよく理解してからご利用ください。
小ネタ:
サプライヤーを『全て』にするとものすごい数の検索結果が出てしまうのでおすすめしませんが、DuPontとかも材料を公開していたりします。
……といってもほとんどメンテナンスされている感じがしないのでそのまま使うのはNGだと思いますが。
先方に材料情報の提供を依頼した際に、『受信データ』ではなく『公開データ』の使用を案内される場合もあるわけです。
ただ、一度公開してしまうと取り消しができないので、手違いで公開してしまっている場合もあるとは思いますが。
昔は結構簡単にボタン一つで公開できてしまっていたんですよ……。
※※※2010/04/06:追記※※※
『公開材料』として運営側で登録されている材料は、ほぼ金属に限られます。これは、金属の成分を規定する規格があるためです。
樹脂/ゴム/塗料/接着剤といった材料は成分構成が各社様々/製品により異なることになるため、『一般的な構成』を規定した規格が存在していないと思われます。
非金属材料については、材料メーカーに情報を提供してもらうしか方法はありません。
もし、情報収集を怠ると、材料の構成成分が確実性の無い情報となり、最悪法的に制裁を受ける可能性もあります。
※※※
一般的にIMDS上では、
1.化学物質を組み合わせて材料を作る
2.材料を組み合わせて部品を作る
3.部品を組み合わせて製品(組立部品)を作る
といった感じでデータを構築します。
1.で材料を作る際には、化学物質の構成と含有量等の情報が必要になりますが、公的規格(JISとか)で規定されているものもあります。基本的には金属だけなんですが。
公的規格材料は、材料検索の『公開データシート』のチェックを入れた際にデフォルトで選択されている、
IMDS-Committee
IMDS-Committee / ILI Metals(金属材料系)
Stahl und Eisen Liste(多分ドイツの鉄鋼規格材料の類)
に結構な数が登録されています。全てではありません。
また、JIS規格材料でも、成分構成が特定できないものは入っていなかったりもします。
参照規格として成分構成が規定されている材料規格がある場合、そちらを参照してみるのも手です。
ここで、公開材料を使用すると、1.をスキップして2.から始めることができるわけです。ちょっとだけ便利ですね。
ただし、使用の際には注意が必要です。
お手元のミルシートなどの情報と見比べて、公開されているデータと材料規格の整合性、含有量や成分の項目を確認して適合の場合にのみ使用可能と判断してください。
例えば、○○相当材料というもので、『規格に規定されていない物質が意図的に投入されている』場合、それは特殊材料という扱いになります。公的規格の材料から外れてしまう場合があるのです。この場合は材料データを作るしかないですね。または材料メーカーにデータを送信してもらうか。
ちなみに、IMDS-Committeeのデータを使用した際に、その材料データの不備を指摘して拒否することはIMDSのルール上許されていません。
使用材料がIMDS-Committeeで公開されているなら、自前で作って管理するよりそちらの方が安全確実ということです。
・材料を作らないでも良い
・材料の管理をしなくても良い
・材料の中身を気にしなくても良い
非常に有利な条件が揃ってはいるのですが、『とりあえず使っとけ』という意識で使うとちょっと問題があります(意識的に)
内容と用法をよく理解してからご利用ください。
小ネタ:
サプライヤーを『全て』にするとものすごい数の検索結果が出てしまうのでおすすめしませんが、DuPontとかも材料を公開していたりします。
……といってもほとんどメンテナンスされている感じがしないのでそのまま使うのはNGだと思いますが。
先方に材料情報の提供を依頼した際に、『受信データ』ではなく『公開データ』の使用を案内される場合もあるわけです。
ただ、一度公開してしまうと取り消しができないので、手違いで公開してしまっている場合もあるとは思いますが。
昔は結構簡単にボタン一つで公開できてしまっていたんですよ……。
※※※2010/04/06:追記※※※
『公開材料』として運営側で登録されている材料は、ほぼ金属に限られます。これは、金属の成分を規定する規格があるためです。
樹脂/ゴム/塗料/接着剤といった材料は成分構成が各社様々/製品により異なることになるため、『一般的な構成』を規定した規格が存在していないと思われます。
非金属材料については、材料メーカーに情報を提供してもらうしか方法はありません。
もし、情報収集を怠ると、材料の構成成分が確実性の無い情報となり、最悪法的に制裁を受ける可能性もあります。
※※※
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