JISとかISOとかいろいろあります。
とりあえずデータとして必要なのは材料の情報です。
よってナットとかボルトとかOリングとかの部品関係の規格については今回無視の方向で。

ですが、全ての材料に成分規定のある公的規格が設定されているわけではありません。
金属にすら『特殊材』とされるものがあります。
そのくせほとんどの納入先で必須項目にしてくれています。何入れろと。
樹脂やゴムならISOとか便利で良いですね。ほとんどカバーできます。
接着剤とか表面処理などは困ったことに規格が無い場合が多いです。
その場合どうすれば良いか？
報告先が日本国内であればという限定条件が付きますが、JAMA規格という気の利いたものがあります。

モノはJAMAシート配布場所にある『材料リスト補足説明資料』を見てください（Ver.が変わるとリンクが変わるので配布場所に案内しています）
『付録2（p.20以降）』のユニークコードというものが噂のブツです。
入力に困ったら眺めてみると解決の糸口が得られるかもしれません。

注意事項としては、対応する公的規格が無い場合に限り適用可能とするということです。

これで公的規格の表記はばっちり！
なんせJAMA（日本自動車工業会）が決めてることなので自動車メーカーが『使っちゃダメ』なんて言えませんし。
何よりJAMA自体が公的機関であり、そこが規定している内容なんですから問題があるわけありませんよ！

え？『これはJAMAシートのルールなんじゃないのか？』って？
日本国内に限って言えば、IMDSでの報告先は最終的に自動車メーカー（JAMAの会員）になりますので、IMDSで使っても問題は無いです。……ハズです。

※※※2010/02/08追記※※※

JAMA規格を適用する場合、以下のようなところに注意すると、修正の手間が減るかもしれません。

○IMDSの場合
金属：『標準材料コード』=『名称』
非金属：『材料記号』=『名称』
といった感じにすると、比較的拒否されにくいかと思います。
JAMAシート上での名称は『steel ○○』といった感じになっていますが、『FE○○』といった感じに置き換えるイメージです。JAMAシート上の名称だと、承認されない場合があります。

○JAMAシートの場合
名称や材料記号はJAMAシートの入力ルールに則ってください。
『@』や『$』の置換えに注意。

※※※