川中企業のchemSHERPA

化学物質管理の業務について半年、前任不在の中調べつつなんとかやっていますが、最近は遵法情報だけでは受け付けてもらえないお客様ばかり。
とはいえ、弊方も川中で、海外サプライヤからの協力は得られず、、得られるのはRoHS/REACHなどのデクラのみ。
これだけのデータで成分情報も作ってしまっていいものでしょうか。。。

無理
作れないです
……ってぐらいにちょいとハードルが高いかな

・まず確認されている物質が足りない
　IEC62474(電機業界国際)とかTSCA(北米)とかは最低限確認したいです
　化審法(日本)とかも聞いてみて回答もらえると良いなー
　銅とか銀とかニッケルって要報告物質なのですよ？

・材料構成がわからない
　製品見てめっきとか何層塗装してるかとかわかるよーな職人だったらいいけど、そんな仕様わからねーし
　図面があれば多少は拾える情報もあるけど、図面の見方がわからないってケースもあります

・各材料の重量がわからない
　構成部品数は頑張って数えればなんとか……

といった感じにまず『chemSHERPA作成する前提として必要な情報』が把握できているか、どうやって集めるかが問題になります

chemSHERPAは一応英文対応してますけど、基本的には日本国内で運用されているモノで、海外相手だと作ってもらえないケースが多いですね
電子部品とかでも商社さんが代わりに作ったりしてる感じです


▼困ったらお金かかるけど代行を頼むのも手
http://www.think-reed.jp/contactus/

TR_wada様

こんなぼやきに丁寧にお返事くださり感謝感謝です。
まわりに相談できる人がいない＆セミナーを聞いても、それはわかってるし理想だけど、、、FMDみたいなのが到底手に入らない場合は結局どうしたらええんじゃーーーっ状態で煮詰まっておりましたので、TR_wada様のメッセージは、指針として大変有意義な情報でした。

当方は精密電子機器を取り扱っておりTSCAは確認済み、部品構成は力技ですが、在庫外サンプルをバラして無理やり作っています。それでもめっき何層とかわからんのですが。

今後進め方として考えているのは、
・当方が力技で作ったBOM(部品リスト)を製造業者に確認してもらい、お墨付きを得る
・chemSHERPA依頼元には、現状RoHS/REACH/TSCAデクラくらいしか用意できないが、その場合は成分情報をどう回答作成するのがベストか相談する

＞chemSHERPAは一応英文対応してますけど、基本的には日本国内で運用されているモノで、海外相手だと作ってもらえないケースが多いですね
＞電子部品とかでも商社さんが代わりに作ったりしてる感じです

そうなんですね！他社事例が少しでも聞けてうれしいです。
調査依頼元は「よそは皆やってくれている」の一点張りなもので・・

もう少し頑張ってみようって思えました。ありがとうございます。

chemSHERPAにこだわらなければ意外と成分情報が入手できるケースもありますよ
IMDSを利用するとか
IMDSはグローバルであり、自動車の子部品って扱いになるとかなり広範囲なので、海外企業だと対応してくれるケースも結構あったりします

規制対象物質のリストがGADSLのみになってしまうのが難点と言えば何点なのですが、ほとんどはフォローできているのでフォローできてないトコを押さえれば良いという考え方もできるかと