PFASの含有は、chemSHERPA2.07でも認識出来る？

弊社は、輸出用の計測装置をある大手メーカーから受注し、生産しています。構成部品は4?500点に上ります。
今回、そのメーカーから「欧州化学物質庁(ECHA)がPFAS（フッ素化物質）を欧州REACH規則の制限対象物質として登録することを検討しており、成立すると一定の制限条件を遵守しない限り、上市ができなくなりまるので、対応の一環として、弊社の製品内での使用実態を至急調査せよ」
との指令が来ました。
PFASと一概に言っても数千種もあるらしく、また、期日も週明けまで、といった無謀なもの。
いろいろと理屈を入れて、やんわりと詳細確認後の対応という返事はしましたが、現実的に、現時点でPFASの含有調査を行なうことを考えると、chemSHERPAのデータで用の足りるものなのでしょうか。
足りるとすれば、どの個所を見ていけばよいのでしょうか。

皆様方の知見をお待ちします。

流石に範囲は広すぎる規制なので、正直全フォローは厳しいと思います。

一応、chemSHERPAはVer.2.06からGADSL掲載分のPFASは対応させている状況です(chemSHERPAが独自にPFAS扱いとしている物質についてはよくわかりゃん)

▼参考までにGADSL。企業登録してリストをDLできます。
https://www.gadsl.org/

GADSL上でフッ素樹脂系、フッ素ゴム系も入っていますが、これらはchemSHERPA上だとSN1042でフォローされています。

報告側がこの辺りをちゃんと把握して出してきてくれていれば、『chemSHERPA掲載分のPFASについてはご覧の通りです』で提出して対応できると思いますが、まだ物質リストも完成してないような検討中の規制の適合確認しろとか無理難題ですよね。

TR_WADAさん

考え方の情報ありがとうございます。
大手メーカーに対しては、
PFASリスト一覧
chemSHERPAでの判定の仕方
懸念が高い部品を抽出して提示
の3つをお願いし、回答を保留しています。返答来るのかなあ？

どちらにせよ、範囲が広く、法規が正式決定していない状態なので
GADSL欄のフッ素チョメチョメをキーに人力作戦かけてみます。

ありがとうございました。

TR_WADA様

もうひとつ、教えてください。

chemSHERPA上だとSN1042でフォローされています、ということですが、管理対象物質説明書を見ると、SN1042で、AFMU/PVF など数十種の物質が載っていましたが、PFAS関連(全部ではないにしろ)と想定していい部分でしょうか。

GADSLのリファレンスリスト落としてもらうとなんとなーくそんな気がすると思うんですが、多分『フッ素化合物全部』ってぐらい雑に広いんですよ。それこそPTFE(テフロン)とか入ってるんでどうすんだコレ？ってレベルで。

▼PDF注意※リンクが綺麗に貼れてないので、アドレスコピってください
https://one.oecd.org/document/ENV/CBC/MONO(2021)25/En/pdf
こいつの24ページにPFASの物質系統の図示があるんですが、黄色いのがフッ素樹脂系なんですわ。

GADSLではFKM(フッ素ゴム)も要申告物質扱いになってますね。

ありがとうございます。
参考にしてみます