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- Re: 環境報告って必要ですか?
- 投稿者: ゲスト 投稿日時: 2019-2-25 15:18
- 川中の中小企業でこの手の業務をやっている者です。
AISやchemSHERPAは日本企業同士での情報のやり取りを簡便化、効率化する目的で作られ、国内の最川下の企業が情報を集めるのに使われるだけで、 おそらくAISやchemSHERPAをEUへ送って何かのエビデンスにしている事は直接的にはないと思っています。
要するにこれを利用して何かするというよりも「集めるのが目的」です。
万が一何かよからぬ成分が見つかった時に参考にしたいという程度じゃないでしょうか。 「問い合わせには45日以内に回答しなさい」なんていうEUが作ったルールを律義に守る為には手元にある程度の情報をプールしておかなくては厳しいです。 「有効的に使われる」かもしれないのは一大事が起きた時です。
入手したデータの内容を見て問題があれば対応はすると思いますが、基本的には「集まれば良し」になってしまっているんじゃないでしょうか。
証明書だけで事足りる事もありますが、「RoHS指令の使用禁止物質の含有有無が知りたいし、REACH規則に対応できるのかも知りたい。電機にも使うし、自動車にも使うし。」となれば、それぞれで証明書を用意するのは大変なので一つにまとめちゃえ!というのがAISやchemSHERPAじゃないでしょうか。
少なくとも自分はいちいち書式や対象物質が違う証明書を顧客に合わせて作るよりは「これ送るからあとはそっちで確認して」という方が楽ですねぇ。 …まぁ、そんな簡単に終わる事はほとんどないのですが…。
目の前の締め切りに追われながらデータの作成をしていると「自分の首を絞めている」気にもなってきますが、これはいつか起きるかもしれない一大事の為の「保険」と思えばいいんじゃないでしょうか。
製造業の方で現場に近い方であれば想像がつくかもしれませんが、日常的に色々な記録を取っていると思います。 設備の稼働時間、設備温度、設備の一時停止の回数、不具合品数、仕損品数などなど、どれも「こんなの記録しておいてどうするの?どうせ後から見ないでしょ。」なんてものも多いのですが、いざトラブルが起きた時にはこの記録を見る事で原因を追究出来たり、被害範囲を特定出来たりと役に立つ事もあります。 もちろん大半はそのままゴミになるでしょう。
環境報告もそんな感じじゃないですかねぇ。
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