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- Re: 過去に製造した物の調査はどのように調査、判断していますか?
- 投稿者: ゲスト 投稿日時: 2019-2-26 9:52
- 2015年に取得したMSDSplusという事は管理対象物質リストのバージョンは
Ver.4.030かVer.4.040のどちらかだったと思います。 このどちらのバージョンでもRoHS指令で禁止される4種のフタル酸エステル類は管理対象物質となっていますので、もし意図的に使用していればMSDSplusに記載があると思います。 もちろんSVHCの欄にだけフラグが立ち、RoHS指令の欄にはフラグが立っていなかったはずです。
もし自分が今回の例に出されているような依頼があった場合は2015年当時のMSDSplusにフタル酸エステル類の記載がなければ「意図的な使用はしていなかった」と判断をします。
…が、保証となるとまたちょっと違ってきます。
MSDSplusには不使用証明書や不使用保証書としての効力は基本的にはありません。 BtoBで両者が了解してれば効力を持たせる事もできるのですが、そもそもは単なる情報授受ツールであってエビデンスとしてつくられたものではないからです。
なので、まぁ、一応材料メーカーに「2015年当時にフタル酸エステル類の意図的な使用はありましたか?」と聞いてみるかもしれません。
…(小さな声で)…でも、たぶん、2015年のMSDSplusの内容だけで顧客には回答しちゃうと思います(苦笑)…。
>過去に購入した物を保証して欲しいとの要求が良く来ます。
”過去”というのはどれくらい前のものから”過去”にあたるのかを考え始めると収集がつかなくなります。 昨日や一昨日に生産されたものでも”過去”ですし、20年前、30年前でも”過去”です。 顧客から「保証してほしい」と言われるもの全てが”過去”のものです。 とりあえず過去の資料で当時使っていた材料とか生産記録が確認できて「まぁ、おおよそ含有してなさそうだな」というぐらいで回答を作るしかないです。
5年くらい前ならまだかわいい方です。 ウチなんて「ここ20年以内に量産打ち切りになったものが対象」とか言われてしまって途方に暮れてますよ。 もう廃業してしまった仕入先とかもあるし、どうしたもんか…。
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