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chemSHERPA Ver2.0
投稿者: ゲスト 投稿日時: 2019-7-10 11:12
JAMPのサイトにシンポジウムで使われたchemSHERPA Ver2.0の概要が載っていたんで読んでみたんだが…

なんていうか「ウチで困ってるのはそこじゃないんだけどなぁー」という感じですかね。

確かにツールの使い勝手がよくなることはありがたいし、新しいルールに沿った内容に改定していくのもそうなんだけど、一番困ってるのは

『で、結局どの物質を報告すればいいわけ?』

なんですけど。

材料から原部品を作る工程が一番変化が大きいわけで、化学変化が起きてたり、含有率が増減してたりと単純な足し算なんてできないのに、そこをサポートしてくれる機能が一切ない。

IMDSのように「プロセスケミカル」という概念があれば、入力する側としては「もしかしたら成形品中には残っていないかも?」と気が付くきっかけにはなる。

もっと言えばchemSHERPA-CIも「出荷品の状態で含まれる化学物質」ではなく「それが使用され、機能・性能を発揮した際に含まれる化学物質」という概念で発行する事を推奨してほしい。

chemSHERPA-CIの成分情報だけでもchemSHERPA-AIへ読み込む機能があれば、どれだけ楽な事か。
chemSHERPA-CIからいちいち成分ひとつずつをchemSHERPA-AIへ入力し直す時のめんどくささ。

同じ一つの材料を使って、重量だけが違う製品のデータを作る時に内容をコピーして作れない。
JGPSSIの頃にはあった機能なのに。
AISの頃も「確定」という段階がなかったから、比較的品番と名前、重量だけを書き換えていけば連続して作れたのに、今はいちいち「確定」を解除してからじゃないといけなくてめんどくさい。

川中でも上流に近い企業は中小企業どころか零細企業も多い。
専属の担当者もいなければ、化学的な知識、法規や業界基準に対する理解度も低い。
なんならITにだって弱い。
でも、いちばんそこに負担が行ってる気がしてならない。

こういう意見をJAMPに届けるには会員企業にならなくてはならないんだろうけど、そんな余裕はない。

他に気になったのが、SVHCの含有率を計算する為の分母をはっきりさせるためのArticleフラグというもの。
「含有率は均質材料中で計算」というのが当たり前のようにやっていたのに、塗料や接着剤はどうも母材+塗料、母材+接着剤になるようで、今までは塗膜だけ、硬化した接着剤だけで計算していたから、これまた結構ウチの工程的には影響がありそう。

もうなんだか憂鬱にしかならない改定でがっかり。
Ver2.0がリリースされる8月末が今から怖すぎる。

ぶっちゃけ「輸出するのはウチじゃないから、EUの法規なんて知りませんけど。ご自分で分析でもしたら。」と言いたい。
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