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参照
- Re: GADSL更新
- 投稿者: ゲスト 投稿日時: 2021-3-29 13:19
- お世話になります。
> 貴殿が書かれているように、そもそもchemSHERPA自体が自動車業界の使用を想定していないということが本質的な問題なのかと思いますが・・・ 自動車業界の製品含有化学物質情報伝達の標準システムであるIMDSは、化学物質情報だけでなく、ELV指令等の 法規対応上で必要となるリサイクル率算出に必要な情報も伝達することを目的としており、そのためVDA材料分類や リサイクル材使用率や材質表示有無なども化学物質以外の情報も必要となります。(なぜか主成分90%開示というのも。)
一方で、chemSHERPAは、製品含有化学物質情報の伝達の部分で、できるだけ広く産業界における標準フォーマットとすることを 目指して、そのためできるだけ化学物質以外の情報を排除するよう心掛け、また化学物質情報についても機密確保に配慮して、 各種業界で合意されている管理対象物質のみの伝達を原則としてます。(自動車業界にも配慮しGADSLも入れています。)
chemSHERPAが、自動車業界の完全な取り込みを諦めた背景は上記のようなやむを得ない事情だと思われますが、とはいえ 一応GADSLも管理対象に含めたことで、サプライチェーンの上流域ではchemSHERPA情報を自動車業界向けに利用できる部分も 一部にあるかと思います。(リサイクル材使用率や材質表示有無は下流域で追加されることが多い情報でもあり)
> まもなく公開されるchemSHERPA2.03.10で当面は対応できるであろうと考えていたところに、このGADSLの更新でしたので、自動車関係のユーザーの調査依頼に関しては最新のGADSLのデータを個別に確認する必要が生じた、というのが厄介と評した意味合いです。 繰り返しになりますが、別の団体が出したリストの内容を確認して半年で反映させるというのは、それほど時間を要しているとは いえませんし、それに法令による規制開始日が迫っっているということならまだしも、特定業界の独自の管理物質リストの確認を それほど急ぐ理由はないと思われますし、半年待っての確認でもそれほど困ることはないでしょう。 (実際、GADSL最新版を反映させた各自動車メーカーの管理基準の更新でさえも数か月遅れは当たり前ですし、 部品メーカーになるとさらに日程を要しますし。)
https://www.gadsl.org/wp-content/uploads/2020/01/GADSL-Guidance-Document.pdf GADSL Guidance Document のP.6「Change Management Process」には・・・ 遅くとも公表日の12ヶ月後には、この更新されたバージョンに従ってすべて申告されなければない ・・・のように書かれてますし、半年待ってからでもこれには十分間に合うでしょうか。
以上、参考までに。
補足。 https://www.japia.or.jp/work/kankyou/japiasheet/ ちなみに、JAPIAシートは、2021/3/30付けで、GADSL2021年版を反映させた外部リストが リリースされます。(というか、日付は2021/3/30付けですが、もう出てます。)
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