chemSHERPA から IMDS, JAMA, CAMDS って作成できますか?
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naga
はじめまして。
川中の部品メーカーで環境調査を担当しております。
chemSHERPA を元に IMDS,JAMA,CAMDS は作成できるのでしょうか?
現状、IMDS,JAMA,CAMDS,MSDSplus,自社書式の成分表 を客先依頼に応じて
メーカから入手してます。
ですが、SHERPAに一本化できるなら依頼する側もされる側も随分楽になるなー…
という淡?い希望を持ってます。
社の方針も「SHERPAを使っていきましょう」となるみたいです。
私はSHERPAを触ったことがないですが、使用している人に聞くと
車関係の遵法判定もできるツールなのだとか。
ということは、報告する物質の基準や入力する項目は同じもの?
最新Ver.のSHERPAさえ貰っておけば、
IMDS,JAMA,CAMDS の作成もできるのかな?と思いまして。
詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教授頂けないでしょうか。
川中の部品メーカーで環境調査を担当しております。
chemSHERPA を元に IMDS,JAMA,CAMDS は作成できるのでしょうか?
現状、IMDS,JAMA,CAMDS,MSDSplus,自社書式の成分表 を客先依頼に応じて
メーカから入手してます。
ですが、SHERPAに一本化できるなら依頼する側もされる側も随分楽になるなー…
という淡?い希望を持ってます。
社の方針も「SHERPAを使っていきましょう」となるみたいです。
私はSHERPAを触ったことがないですが、使用している人に聞くと
車関係の遵法判定もできるツールなのだとか。
ということは、報告する物質の基準や入力する項目は同じもの?
最新Ver.のSHERPAさえ貰っておけば、
IMDS,JAMA,CAMDS の作成もできるのかな?と思いまして。
詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教授頂けないでしょうか。
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TR_wada
投稿数: 1193
オンライン
不可能ではないですが、基本的に(信頼性の面で)無理です。
IMDS・JAMAシート=90%以上の成分を開示+規格に則った材料表記
chemSHERPA(AIS)=規制物質のみ開示+材料分類はおおまかなもの
※100%開示してくれる企業もありますが、基本ルールとしては『規制物質のみ開示』です。主成分すら不明とか、熱可塑性樹脂って何やねんといった状況になります。
このようにあからさまにchemSHERPAでは情報が不足します。
正直、JAMAシートまたはIMDSでの収集を基軸にした方が応用はききます。
『どうがんばってもchemSHERPAしか出てこない』って場合は、最悪そこからわかる情報をベースにIMDSをでっちあげることはできますが、情報としての信ぴょう性は怪しいと思います。
その場合でも『GADSLに引っ掛かる物質は記載してある』って程度の情報にしかならんです。
IMDS・JAMAシート=90%以上の成分を開示+規格に則った材料表記
chemSHERPA(AIS)=規制物質のみ開示+材料分類はおおまかなもの
※100%開示してくれる企業もありますが、基本ルールとしては『規制物質のみ開示』です。主成分すら不明とか、熱可塑性樹脂って何やねんといった状況になります。
このようにあからさまにchemSHERPAでは情報が不足します。
正直、JAMAシートまたはIMDSでの収集を基軸にした方が応用はききます。
『どうがんばってもchemSHERPAしか出てこない』って場合は、最悪そこからわかる情報をベースにIMDSをでっちあげることはできますが、情報としての信ぴょう性は怪しいと思います。
その場合でも『GADSLに引っ掛かる物質は記載してある』って程度の情報にしかならんです。
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ゲスト
お世話になります。
chemSHERPA(JAMPもそうですが)では、自動車業界にも配慮してGADSLを管理対象物質に
入れているわけですが、結局のところTR_wadaさんも言われるように、IMDSの90%開示ルール
のおかげで、chemSHERPA情報ではIMDSやJAMAシートが作成できない場合が多いという・・・。
自動車メーカーは、サプライヤーから入手したIMDS情報は、環境負荷物質管理とリサイクル率
算出にしか使わないと明言していて、だとしたら本来必要ないはずの90%開示部分の情報の
利用目的は何かを、以前某自動車メーカーに質問したことありますが(もし利用しないのなら、
Misc10%超のIMDSデータも受領して欲しいと)、それに対しては、これは欧州カーメーカー主体
のステアリングコミッティで決められたルールで、この全世界共通ルールの運用のかけげで
サプライヤーサイドも負荷減っている部分もいくらかあるのでご理解いただきたい(・・・話しが
変わっている)、みたいな返事で濁されてしまったことが。(IMDSの仕入先調査で一番苦労する
のが、この90%開示の部分で、最終的に使われるあてのない情報のために苦労するというのが、
なんか悲しいわけで・・・。)
以上、参考までに。
chemSHERPA(JAMPもそうですが)では、自動車業界にも配慮してGADSLを管理対象物質に
入れているわけですが、結局のところTR_wadaさんも言われるように、IMDSの90%開示ルール
のおかげで、chemSHERPA情報ではIMDSやJAMAシートが作成できない場合が多いという・・・。
自動車メーカーは、サプライヤーから入手したIMDS情報は、環境負荷物質管理とリサイクル率
算出にしか使わないと明言していて、だとしたら本来必要ないはずの90%開示部分の情報の
利用目的は何かを、以前某自動車メーカーに質問したことありますが(もし利用しないのなら、
Misc10%超のIMDSデータも受領して欲しいと)、それに対しては、これは欧州カーメーカー主体
のステアリングコミッティで決められたルールで、この全世界共通ルールの運用のかけげで
サプライヤーサイドも負荷減っている部分もいくらかあるのでご理解いただきたい(・・・話しが
変わっている)、みたいな返事で濁されてしまったことが。(IMDSの仕入先調査で一番苦労する
のが、この90%開示の部分で、最終的に使われるあてのない情報のために苦労するというのが、
なんか悲しいわけで・・・。)
以上、参考までに。
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naga
ありがとうございます。
自動車関係は切り分けて考えた方が良さそうですね。
chemSHERPAが「規制物質のみ開示」ルールだと、
IMDSもJAMAも作成できませんね。。
「それっぽい内容をエイヤーで作りました!」状態になりますね。
教えて頂いてよかったです。
chemSHERPAの説明資料にはスキームの統一化を目指す…的な
ことが書いてあって期待を持ってたんですが、そう上手く行かないものですね。
(業務の片手間でやってる身としては、あれこれとツールを増やされると辛い…)
自動車関係は切り分けて考えた方が良さそうですね。
chemSHERPAが「規制物質のみ開示」ルールだと、
IMDSもJAMAも作成できませんね。。
「それっぽい内容をエイヤーで作りました!」状態になりますね。
教えて頂いてよかったです。
chemSHERPAの説明資料にはスキームの統一化を目指す…的な
ことが書いてあって期待を持ってたんですが、そう上手く行かないものですね。
(業務の片手間でやってる身としては、あれこれとツールを増やされると辛い…)
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TR_wada
投稿数: 1193
オンライン
>chemSHERPAの説明資料にはスキームの統一化を目指す…的な
IMDSという既に15年以上動いているモノを差し置いてなり替わろうとか無理言ってますよね。
全世界の自動車業界スタンダード 対 日本の電機業界規格って時点で勝負になってない気がするの。むしろ電機業界が『ウチ、サプライヤーだから』って言ってIMDSにフリーライド(サプライヤーは基本無料で使用可能)して90%開示運用をグダグダにする方が現実味がある感じ。全世界の電機業界がこぞってデータ入力始めたらサーバーパンクも狙えるんじゃないかなと思う。
まぁ、レコメンデーション019使えやって話になると思うけど。
IMDSという既に15年以上動いているモノを差し置いてなり替わろうとか無理言ってますよね。
全世界の自動車業界スタンダード 対 日本の電機業界規格って時点で勝負になってない気がするの。むしろ電機業界が『ウチ、サプライヤーだから』って言ってIMDSにフリーライド(サプライヤーは基本無料で使用可能)して90%開示運用をグダグダにする方が現実味がある感じ。全世界の電機業界がこぞってデータ入力始めたらサーバーパンクも狙えるんじゃないかなと思う。
まぁ、レコメンデーション019使えやって話になると思うけど。
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通行人
chemSHERPAを企画した経産省のお役人が、業界を知らなかったということですね。
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ゲスト
ふたたびお世話になります。
自動車業界では、自動車メーカーがサプライチェーンを通して仕入先から入手しないといけない情報として、
製品含有化学物質情報の他に、ELV指令(及びRRR指令)に対応のためにリサイクル率を算出する必要があり
そのため材料分類ごとの重量とか材質表示有無とか再生材使用率とかも必要で、そうしたことをふまえて
作られたデータベースシステム(IMDS)と、純粋に化学物質規制対応のために製品含有化学物質情報のみの
収集を目的としたスキーム(chemSHERPA)を統一化しよう、というのが無理だったわけですが・・・。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/seisan/kisei/pdf/report02_01_01.pdf
この資料は、新情報伝達スキーム(のちのchemSHERPA)の開発へ向けた経済産業省が主導した研究会の
とりまとめ報告書ですが、この最後の24ページにメンバーが載ってますが、やはり電機業界のサプライチェーンの
企業ばかりで、一応オブザーバー(傍聴者)として自工会も参加はしていたわけですが・・・。
この同じ資料の8ページ下に、開示割合(カバレッジ)の話しの中で、自動車業界(IMDS)の90%開示の件も
出てます。(将来的にchemSHERPAの「エリア」としてIEC62474の他に自動車業界向けエリアも新設されて
それを選択すると90%開示など自動車業界ルール準拠のデータで伝達するみたいな感じを考えているので
しょうか?)
以上、参考までに。
自動車業界では、自動車メーカーがサプライチェーンを通して仕入先から入手しないといけない情報として、
製品含有化学物質情報の他に、ELV指令(及びRRR指令)に対応のためにリサイクル率を算出する必要があり
そのため材料分類ごとの重量とか材質表示有無とか再生材使用率とかも必要で、そうしたことをふまえて
作られたデータベースシステム(IMDS)と、純粋に化学物質規制対応のために製品含有化学物質情報のみの
収集を目的としたスキーム(chemSHERPA)を統一化しよう、というのが無理だったわけですが・・・。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/seisan/kisei/pdf/report02_01_01.pdf
この資料は、新情報伝達スキーム(のちのchemSHERPA)の開発へ向けた経済産業省が主導した研究会の
とりまとめ報告書ですが、この最後の24ページにメンバーが載ってますが、やはり電機業界のサプライチェーンの
企業ばかりで、一応オブザーバー(傍聴者)として自工会も参加はしていたわけですが・・・。
この同じ資料の8ページ下に、開示割合(カバレッジ)の話しの中で、自動車業界(IMDS)の90%開示の件も
出てます。(将来的にchemSHERPAの「エリア」としてIEC62474の他に自動車業界向けエリアも新設されて
それを選択すると90%開示など自動車業界ルール準拠のデータで伝達するみたいな感じを考えているので
しょうか?)
以上、参考までに。
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