chemSHERPA　MDRの物質リストを探しています

chemSHERPAで　LR08として　MDRがありますが、Excelの物質リストがどこかで　公開されていないでしょうか？（特にExceファイルが　あれば）

JAMPのサイトのchemSHERPA参照リストには、LR08_MDRとして　CLP規則（(EC)1272/2008）ANNEX VI part 3の全体が掲載されていて、その中で「Carc.1A、Carc.1B　Muta.1A、Muta.1B　Repr.1A、Repr.1Bとなっている物質」がMDRだという記載があります。

chemSHERPA参照リストをよく眺めてCarc.1A?Muta.1B」だけを抽出すればいいのでしょうが、数千件から　最終的に　1300件ぐらいに絞れると思いますが、半年ごとの更新もあり、他力本願したいところです。

そもそも　chemSHERPAの参照リストとして、LR08_MDRのタブにMDRではないものが入っている理由がわからないです

JETROの参考和訳ですけど

https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2018/5532b737d751351f/mdr2018.pdf

これ読んでも対象化学物質がドコに規定されてるのかよくわかんない
多分付属書のどっかなんだろうけど、ソレがわからないと手繰れないっすね

どこまで情報をお持ちなのか分からないので、アレですが、簡単に説明を。
MDRでは、附属書Iの10.4.1.でCLP規則付属書VIに掲載のCMR物質を0.1％以上含有することに制限が入っています。
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=CELEX%3A02017R0745-20200424
この物質群は、REACH規則の制限対象でもあって、付属書XVIIの付録1?6に掲載されています。ただ、CLP規則改定とREACH規則改定の間にタイムラグがあるので、時期によっては一致しないこともあります。
その関係で、chemSHRPAに別立てで追加されたらしいです。
Excelファイルが欲しい場合は、ECHAに掲載のC&Lライブラリーで、調和化分類(CLP規則の付属書VI)かつCMRで検索した結果をExcel等の形式で出力するのが、良いかもしれません。
https://echa.europa.eu/information-on-chemicals/cl-inventory-database

参考までに。

有益な情報ありがとうございます。ECHAに掲載のC&Lライブラリーで「＞CL Inventory」をクリックしてフィルターをかけることができることを知らなかったので　大変助かります。

先ほどトライしたら　ECHAのサーバーのご機嫌が悪く、エラーになるので　ご機嫌のいい時に　再度　トライしてみます。
（Carc.1A、?Repr.1Bの６つを　ORで　検索しようとするとエラーとなる。　分けて検索すると出力されますが、名寄せが面倒）

JAMPのLR08_MDRのリストも　こうやって　「Carc.1A、Carc.1B　Muta.1A、Muta.1B　Repr.1A、Repr.1Bとなっている物質」だけにしてくれると　便利なんですが。。。

あと　内分泌かく乱物質も　足す必要がありますね。

＞(2)REACH規則（?(EC)?1907/2006）第59条でヒトに対する内分泌かく乱に基づき認可対象候補物質リストに収載されるものについては、LR06のシートを参照。
＞Reason for inclusion がEndocrine disrupting properties (Article 57(f) - human health)となっているものがMDRの対象となる。

ということなので　同様に
https://echa.europa.eu/candidate-list-table
から　「＞Filter the list」をクリックして　「Endocrine disrupting properties(human health)」で　フィルターをかけてリストアップしたものを加え、名寄せして　重複をはずせば　よさそうなので今度トライしてみます。

MDRについては　以下のFAQがあるようです。

よくあるご質問（FAQ）
V2-3:LR08(MDR)該当物質をツールで選択する方法について(公開日:20190912)
https://tayori.com/faq/44be07764d645190f5c840045b8ef3c4d9673c6f/detail/239713ce309ae1b55ac3a8d5cbbb1e270ae958ab

ECHAのサイトで「Carc.1A、Carc.1B　Muta.1A、Muta.1B　Repr.1A、Repr.1B」を選び　OR　で　検索するところまでは　できたのですが
ダウンロードしようとすると　失敗しますね。　分割して　選択して重複を省けば　いいのですが、１件１行のデータでないので　苦戦中です。

こちらでは、特に問題なくダウンロードできますので、ネット回線の
問題かもしれません。
あと、CSVでダウンロードすれば１件１行のデータなので、整理はしやすいと思います。

こんにちは。
chemSHERPAについて教えてください。
chemSHERPAは全ての物質について報告の義務はなかったんでしたでしょうか？
IMDSは全ての物質を報告する義務があるので（と言いつつmiscなるものがあるんですけど・・・）chemSHERPAより精度が高いという認識で良かったでしょうか？

chemSHERPAは管理対象基準の法規・業界基準で何らかの規制がされている物質に該当するものは報告必須という形ですので、全ての物質について報告する義務はありません。
ただし、任意報告という形をとって発行者の判断で掲載する事は可能です。

IMDSは基本的には100％の成分開示です。
ただし合計10%未満の物質についてはワイルドカードや機密物質などで詳細を伏せても大丈夫です。（GADSLに該当しない場合に限る）

どちらが”精度が高い”というかはわかりません。
そもそも「どの物質を報告するか」という根本の考え方の立ち位置が違いますし。

IMDSはGADSLに該当しない物質の場合はワイルドカードや機密情報として伏せる事ができますが、その物質がchemSHERPAでは報告対象になる可能性があります。
GADSLは自動車業界で使用される可能性がある物質を評価した結果ですので、自動車では使われないと判断されればGADSLにはピックアップされません。（その後追加されるかもしれませんが）
しかし、別の業界で使用され、そちらの業界または法規で規制される可能性は残ります。

例えばCAS番号が1027045-74-4のヘキサブロモシクロドデカンはGADSL REFERENCE LIST 2022 Version 2.0では該当するものがありませんが、
日本の化審法では第一種特定化学物質として規制対象です。

IMDSの方が見た目的に多くの物質が報告されることが多いですが、単に多くの物質が報告されるから”精度がいい”とは言えないと思います。

ゲスト様

おはようございます。
返信ありがとうございました。
大変よくわかりました。

前任者より急遽仕事を引き継ぎましたが
経験も知見も浅く毎日苦しんでおります。

本当に有難うございました。
また宜しくお願いいたします。