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材料メーカーからのデータ提出拒否について

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 .7 .8 .9 .10 | 投稿日時 2021-8-4 10:05
ゲスト 
いつもお世話になっております。

自動車業界の川中企業でIMDS情報を扱っていますが、顧客からパーツ部品のIMDSデータ要求がコンスタントにきています。
自分が担当前の15年以上前のデータ要求もざらなので、パーツ品になったあとの材料メーカーとの取引がしばらくない事も多々あります。
IMDSデータ作成する上で、川上からデータ入手しないと作成できないのですが、弊社取引先へデータ依頼し、その取引先手配の材料メーカーにコンタクトとっていただき、材料データ入手しようとしても、『10年以上取引ない会社にはデータ提供できないという決まりになっています』などとそのメーカー内の規程?なのかは不明ですが、データ拒否を受けることがありました。

化学物質管理は、パーツに切り替わっても最低20年はデータないと難しいと思います。
このような場合、公式IMDSデータあれば使ってIMDS作成も可能ですが、皆さんどのように対応していますでしょうか・・・

弊社直接取引の取引先とは、化学物質管理の基準書を以て適合宣言書を出していただいているので、データ拒否はないです。
その先の取引先の材料手配メーカーからのデータ拒否に困っています。
投票数:1 平均点:10.00
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-4 14:50
TR_wada  長老   投稿数: 1193 オンライン
このへんは厄介な話なんですよね

流動具合と、実際の製品の『もちかた』で話がいろいろと変わります

・御社でも10年以上流動がない
 →コレは部品として生きてるの?と依頼元に返す

・御社では流動しているが、サプライヤーとしては10年前の在庫を消費し続けている
 →材料メーカー的には10年前の材料は保証できませんと答えると思います

法規制は変わっていくものなので、材料メーカー視点では『10年前に出荷した時点での法規はクリアしている(近年の新規制は知らない)』といった感じでしょう。
出荷時点で手は離れてますし、実際法規的にも遡及適用されるワケではないので。

安全策としては、一旦全廃棄からの新規作成になるのですが、コストをどこが負担するのかって話が出てくると難しいですね。
投票数:4 平均点:7.50
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-4 17:52
ゲスト 
エンドがどこかわかりませんが、自動車部品なら関連するデータは15年保存が基本のはずなので出せないって言葉は通らないんじゃないかなあ…?
「あれは品質データであって構成物質は関係ない!」って言葉は通らないんでは?
投票数:3 平均点:3.33
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 9:41
ゲスト 
皆様ご返信ありがとうございます。

補足としてお伝えすると、パーツ品の在庫は弊社倉庫でパーツ切り替えの際に、取引先から先行購入しておいたものを現在も流動して使用しているとのことでした。

そうなると・・・アドバイスいただいたように今後の安全対策としてはパーツ品の在庫を持たず、注文受けてから取引先に発注していった方がよさそうですね・・・
他部門の事なので弊社内とは言えなぜそのような対応しているのかは分からないのですが。。。
弊社内の対応がまずいのかなと思います。

材料は出荷後もずっとその製品の含有責任を負うことはないのですね。
出荷後時点の法規を満足していればいいということは、やはり社内で在庫を持ち、それを何年も流動させて納品するというのは企業リスクが大きいのだと思いました。。。
全廃棄となると、弊社内負担でしょうね・・・(^^;)
投票数:4 平均点:2.50
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 11:21
TR_wada  長老   投稿数: 1193 オンライン
材料メーカーとしては、『売った時点での法規は確認できるが、未来の法規については責任持てない』です。

法的にも、法執行前に上市したものは対象外になります。法の遡及適用になってしまうため。じゃないと鉛入り製品とか大回収祭りですよね。


んで、実際の運用としては、小ロットでちまちまモノを作ってるとコスト的に割に合わないので、一定期間で生涯使用量を作成して在庫から出すという判断はあると思います。が、近年の化学物質規制の拡大に伴い、材料の保証という話が出てくると今回のような問題が発生します。

『市場に流れた』をどの段階で見るかで話が変わってしまうところも問題になります。
・材料メーカーが出荷した(材料メーカー視点)
・『部品』の形になって流通させた(サプライヤー視点)
・最終製品となって一般販売を行った(OEM視点)
さて、どの段階でしょう?
過去設計の流用部品を『過去に上市した部品』として扱っているケースは無いでしょうか?補修部品としてはこの認識で良いと思うのですが、新製品に組み込むとなった場合はまた話が変わると思います。


業務柄、『現在の』成分組成を相手にするのであまり掘り下げてないのですが、この辺りは法規的に詳しい方の見解が欲しいデス<(_ _)>
投票数:2 平均点:5.00
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 11:38 | 最終変更
TR_wada  長老   投稿数: 1193 オンライン
>材料は出荷後もずっとその製品の含有責任を負うことはないのですね。

・混ぜ物されたら知らん
・フタル酸とかが工程上で移行されたら知らん
・過去に問題なかった物質が未来で禁止にされても、出荷後はどーにもならん

といった辺りで『出荷時点で』の保証になります。
自社製品で考えてみると、
・出荷後にヤベー塗料塗られた→ユーザー責任です
・出荷時点で検品OKで何年も大丈夫だったのに、先方のルール変更でNG品になった→設計変更後品で対応しますが、旧品は知らんがな
って感じ。

ついでに材料メーカーとしても何十年も全く同じモノを作っている保証はありません。ので、当時の物質構成を現在の製品と同じとは断定できません。基本的には性能満足してればお客さんは文句言いませんし。この辺りはサイレントチェンジとか別の問題になりますけど。


>エンドがどこかわかりませんが、自動車部品なら関連するデータは15年保存が基本のはずなので出せないって言葉は通らないんじゃないかなあ…?

エンドが自動車部品に使用していると認識していればその理論はある程度適用できると思います。
『15年保存しなければないらない』法律か、購買契約があれば。『業界通例的に』だと、新規参入したトコとか、あまりなじみのないトコは把握していないケースはあると思います。特に海外メーカーだと、日本の国内事情など知ったことかってトコも少なくないです。
法律方面はあまり詳しくないんですが、別系統の問題として、サプライチェーンの深度が下がると、『コレが何に使われるか』知らないサプライヤーも出てきてしまうケースはあると思います。
また、保存されていたとしても『15年前の法規制適用された成分開示情報』で『現在の法規制適用された成分開示情報』ではないのも問題かと。内部的には企業秘密部分も含めて持ってる可能性あると思いますけど。


法的に明文化されてないから面倒な話ってのは多々あると思いますし、全ての担当者が法律的に詳しいわけじゃないってのがいろいろと問題になっている気もします。
投票数:8 平均点:2.50
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 11:55
TR_wada  長老   投稿数: 1193 オンライン
https://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=41631

参考


含有化学物質の報告なハズなのに、生産効率(コスト等)とか製造済み未出荷品の法適合とか誰に相談すりゃいーのよ案件すぎる
こういった辺りは法律に詳しいトコに相談するとかセミナー聞きに行くとかコンサルに相談するとかって領域になっていくんでしょうね
投票数:5 平均点:0.00
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 13:27
ゲスト 
色々ご回答ありがとうございます。

参考URLも拝見させていただきました。
まさにこの廃盤に対する調査も該当していました・・・
10年前の在庫品を購入した取引先が廃業でデータがないとか・・
そんなものどう調査するんだと困ってもいました。
材料データがあったので何とかなりましたが。

>過去設計の流用部品を『過去に上市した部品』として扱っているケース・・・新機種で過去流用した部品データをそのまま使っているか、という理解でしょうか。
現在の調査方法としては新材料、新取引先でない限り、過去使った材料と同じもの、同じ取引先であればデータ流用しています。
また、市場に流れた視点ですが、『部品』の形になって流通させた(サプライヤー視点)の段階です。

>生産効率(コスト等)とか製造済み未出荷品の法適合とか・・・
この業務簡単だから大丈夫だよ?と前任に言われたのですが、全然難しいですし、色々な知識必要ですし、何よりほんとに上記の内容を相談できる人もいなくて困ります。。。
OEMメーカーさんとか大企業になると、専門のコンサル、専門部門を作って相談しながら対応するんでしょうけどね。
すみません、愚痴になりました・・・

材料メーカーさんは、『売った時点での法規は確認できる』としても、OEMメーカーからはパーツ品に対しても最新法規対応を要求されてますし、やはり在庫多く持つとよくないですね。
在庫多く持っている理由についても解説ありがとうございました。

材料メーカーは出荷後責任持たないことは分かりましたが、弊社指定の取引先メーカーとしては、化学物質管理基準の取り交わし(適合宣言)いただいている場合、パーツになっても取引はあるわけなので、データを送付する責任はありますよね?
材料メーカー ⇒取引先 ⇒弊社 の流れで行くと、どのような場合でも取引先は適合宣言をしている以上、データを送付する責任がある、という見解で合っていますでしょうか。。。
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 13:56
TR_wada  長老   投稿数: 1193 オンライン
>>過去設計の流用部品を『過去に上市した部品』として扱っているケース・・・新機種で過去流用した部品データをそのまま使っているか、という理解でしょうか。

昭和40年ぐらい設計の手書き図面の部品がいまだに使われているとかそんな感じ。
サプライヤーとしては当時品をそのまま延々量産しているので、『市場に出たのは昭和40年ぐらい』で、もしこの製品に現行NGな物質が入っている場合は設計変更するか新規部品を立てないといけない。新規の納入製品にそのまま流用すると、NG部品を組み込んでいることになる。
補修部品としてならOKかもしれないけど、互換品を作ればソレに切り替えていけば全廃できるという考え方。


>この業務簡単だから大丈夫だよ?と前任に言われたのですが、全然難しいですし、色々な知識必要ですし、何よりほんとに上記の内容を相談できる人もいなくて困ります。。。

前任の方がいつまでやっていたかも問題ですね。まだそんなに厳しくなかった時代であればその認識も仕方ないかなーという感じ。ここ数年前までやってたとすると騙された感パネぇ。
ちなみに本当に厄介なのって『社内で知ってる人間が居ない』のもそうなんですけど『調達とか在庫管理してるとこが理解してない』って問題もありますよ?
今回のケースの様に『在庫品は法適合的にどうなの?』って話をして調達計画立てる立ててくれりゃいいですけど、理解してなかったらなんで捨てなきゃならんねんってなります。


>すみません、愚痴になりました・・・
そのためのココ。
本当に役に立つかは不明。


>材料メーカー ⇒取引先 ⇒弊社 の流れで行くと、どのような場合でも取引先は適合宣言をしている以上、データを送付する責任がある、という見解で合っていますでしょうか。。。

購買契約上、直接取引をしているサプライヤーは対応すると思います。
ソコがその下のサプライヤーに対して、同じ契約をしていれば対応は可能かと思います。

が、実態で言うと、サプライヤーより材料メーカーの方が巨大企業で法律にも詳しく下手なコト言えないみたいな状況はよくあります。

現実的な状態としては、末端まで御社の購買契約条件が浸透しているとはちょっと思いにくいかなー。サプライヤーが文言軽く見てるってケースもあるかもしれないし。
投票数:6 平均点:5.00
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 14:20
ゲスト 
早々のご回答ありがとうございます。

前任は、ちょうど1年前まで担当されてました。
ので自分は化学物質管理1年生です。。。
全然理解できてなくて、心配です。。。
オンラインセミナーなどは受講してますが、このような場合は、という具体的な質問ができる人がいなくて困りますね?

このような化学物質担当されている方が交流できるサイトがあり、色々情報参考にさせていただいてためになっています。
ありがとうございます。

過去設計の流用部品・・・については、そんな古い図面の流用はしていないはずです。初代のうちの化学物質管理者がIMDS導入した際、含有していたらまずい部品は代替していったので・・・
前任もちゃんと見ていてくれてる前提ですが。。。

『調達とか在庫管理してるとこが理解してない』問題・・・ありますね。。。社内にも化学物質管理講習必要ですね。
ただ、弊社が扱う部品はほぼほぼ鉄なので、法規に違反することはほぼないかな・・・という認識です。
鉛フリー対応も大分前の担当者がしてくれてますので・・

取引先管理をしている部門に、取引先及び材料メーカーとの契約について今度確認してみようと思います。

色々な知識をありがとうございました。
投票数:4 平均点:2.50
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021-8-5 16:23
TR_wada  長老   投稿数: 1193 オンライン
前任の方が実際どう対処していたのかで結構評価変わりますね……

仰られる通り、金属メインであれば基本的にはおおむね問題は無いと思います
厄介なのは表面処理(めっき、化成被膜処理、塗装)とか防錆油とかグリスとかそのへんですかね
溶接材とかも地味にコワイけど(ロウ付け材にカドミウム入りとかある)


オンラインセミナーとかでもガシガシ質問してくと良いと思います
少なくとも自分よりは経験ある方が講師してると思われますので、聞けるコトはなんでも聞いとけ精神で
金払って聞いてるんだからついでですよついで
自分初心者なんで!って言えば問題なし


とりあえず、御社社内の状況はわからんですが、困ったら一応居ると思われる上司に上げて判断を仰ぐと良いと思います
上司も知らなかったら誰が判断すんねんって話になるし、上司が判断してくれるならなんか基準があることになりますし
下っ端が抱えて対応遅れたり自分がつぶれたりしてもいいことなんも無いので、かたっぱしから上司に相談するぐらいの勢いでマニュアル化とか他部門との調整してもらうとかすると良いと思います





いずれ自分がこの業務から離れるためにwww
投票数:3 平均点:6.67
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