Re: 「この化合物、含有してますか?」な調査の繰り返し
TR_wada
投稿数: 1193
オンライン
>大事な部分を蔑ろにして、自分の都合だけを押し付ける輩がとても苦手です。
依頼元に見せたい(笑)
それはさておき、ちょっと確認。
この手の業務でよく言われる『上流(川上)・下流(川下)』という言葉ですが、こんな認識であってます?
川上→→→→→→→川下
原料→材料→部品→製品
モノが発生するのが『源流(川上)』で、それを組み合わせて販売する市場が『海原(川下)』になるってイメージで。
>仕組み
大事なのは『始める』ことじゃないでしょうか。多分対応を始めたばかりの企業はソコに気付けないと思います。思いついてもソレの重要性が実感できなかったり。
ある意味、数ヶ月で『ソコをなんとかしなきゃ』と思える域に達したというのは、(必要に迫られてというところもあると思いますが)危機意識や効率化を考える先見性があるとも言えますね。本気で切羽詰ると『まず片付けよう。ソレ以外は後!』って思考が優先されて体制だのシステムだのという思考は後回しにされます(考える余裕すらなくなる)。
『今更かよ!』って言うのは依頼元だけですよ……IMDSの入力手順書にひどいコト書いてあるメーカーもありますよ?『当然材料の含有成分は把握していることと思われます』とか。
ちょっと前まではそんなに対象物質も多くなかったですし、依頼元もそこまで細かいデータを要求していなかったんですが、REACHとか国内的に化審法とか動いてきてしまって対象物質が増えてきてますので、これを機に対応体制を整えるというのはどこの企業でもやっていることと思います。実際ウチもまだまだ『体制』と言えるほど整備できていませんし……何よりも社内の部署間や拠点間の連携が……。
だからこその!そんな『これからの方』のためのこのサイトですよ!マジで!……自画自賛ですね。スイマセン。←基本的にアホ
ですが、我々が苦しんでいる(いた)情報を提供し、時にはその垂れ流し情報で解決できたり、または情報交換ができたら問題解決も早くなると思いませんか?……えぇ、実際誰か助けてください。困り事だらけです。主に社内の啓蒙活動とか(それは自社内でなんとかするしか……)
>無茶を押し付けない
ソコ、大事ですよね。
できないモノはできないし、納期があるのも実状です。かと言って納期に間に合わせるために適当な報告をしても良い訳ではないです。
現在そんなに切羽詰った状態にある化学物質は無い……ハズ……なので、締切自体は『依頼元が切ったもの』なハズです。
報告するスタンスとして、
・確実な情報
・守れる納期→営業の納期調整超重要です
を大前提としておくと良いと思います。
もしこれが崩れると、『確実ではない情報』が提出されることになります。何も良いトコが無い。
営業も『依頼が来たからヨロシク』って言って投げれば良いだけなら楽な仕事ですよね。どんな依頼内容で、どんな報告をせねばならず、どんな工数がかかり、時にはどれぐらいの調査費用及び調査期間が発生するかといったことを考慮せずにスルーパスしてくるぐらいならメールボックスで十分ですよね。……おっといけない。本音が駄々漏れに……こういったトコが社内啓蒙活動に響いてくるんですよ。ホント。
いざ『銭が』って話になった際に、誰がその費用を負担しますか?調査するところです。なんせ調査依頼の大元は金払ってくれません。サプライヤーとの窓口と言ったら購買系部署ですかね?サプライヤーから『調査費用がかかったけどどうしよう?払って』と言われたら『何それ?調査?どこが依頼したの?』では困りますよね。
依頼のINとOUTだけでも少なくともこんな問題が発生し得るのですよ。
このような状態で、負荷がかかるのはサプライヤーですよね。
・調査費用がかかっても金は払ってもらえない(結果、いらない出費が増えている)
・調査期間がかかっても締切は守れとうるさい(調整のそぶりも見えない)
釘バット持って殴りこんできそうな勢いですね。
これがね?
○調査元
・20xx年のxx月までに集計を要する
・20xx年のxx月までに含有情報の把握が必要
・上記に則って締切を設定してある(何も考えずに『1ヶ月』とかは言わない)
○n次依頼元
・サプライヤーから情報を汲み取り、依頼元に対して納期調整を行う
・必要であれば材料メーカー等に働きかける
○サプライヤー
・調査期間に応じて対応可能納期をn次依頼元へ連絡する
・可能な限り調査費用が発生しないで済むように対応を考える(材料メーカーは業務上必須だと思われるのであきらめて欲しいなぁ)
と、なっていれば少しはギスギスしなくて済むと思うんですよ。
末端までコレを浸透させるのが難易度高すぎですが。
業界や国が動いているのは『化学物質の安全性の評価』ばっかりですね。
『どの材料に何が入っているのか』については材料メーカーに頑張ってもらう以外に無いと思います。材料メーカーまで行き着ければ良いのですが……。
結局『情報提供をお願いする』立場なので、相手の都合を汲み取って円滑な業務が可能な関係を構築・維持するしかないんですよね。
掲示板の秀逸な質問/回答は記事として永久保存予定です(発言者に可否を伺います)
記事はほとんど私が書いてますが、個人の脳内データなんてたかが知れてますので……。
依頼元に見せたい(笑)
それはさておき、ちょっと確認。
この手の業務でよく言われる『上流(川上)・下流(川下)』という言葉ですが、こんな認識であってます?
川上→→→→→→→川下
原料→材料→部品→製品
モノが発生するのが『源流(川上)』で、それを組み合わせて販売する市場が『海原(川下)』になるってイメージで。
>仕組み
大事なのは『始める』ことじゃないでしょうか。多分対応を始めたばかりの企業はソコに気付けないと思います。思いついてもソレの重要性が実感できなかったり。
ある意味、数ヶ月で『ソコをなんとかしなきゃ』と思える域に達したというのは、(必要に迫られてというところもあると思いますが)危機意識や効率化を考える先見性があるとも言えますね。本気で切羽詰ると『まず片付けよう。ソレ以外は後!』って思考が優先されて体制だのシステムだのという思考は後回しにされます(考える余裕すらなくなる)。
『今更かよ!』って言うのは依頼元だけですよ……IMDSの入力手順書にひどいコト書いてあるメーカーもありますよ?『当然材料の含有成分は把握していることと思われます』とか。
ちょっと前まではそんなに対象物質も多くなかったですし、依頼元もそこまで細かいデータを要求していなかったんですが、REACHとか国内的に化審法とか動いてきてしまって対象物質が増えてきてますので、これを機に対応体制を整えるというのはどこの企業でもやっていることと思います。実際ウチもまだまだ『体制』と言えるほど整備できていませんし……何よりも社内の部署間や拠点間の連携が……。
だからこその!そんな『これからの方』のためのこのサイトですよ!マジで!……自画自賛ですね。スイマセン。←基本的にアホ
ですが、我々が苦しんでいる(いた)情報を提供し、時にはその垂れ流し情報で解決できたり、または情報交換ができたら問題解決も早くなると思いませんか?……えぇ、実際誰か助けてください。困り事だらけです。主に社内の啓蒙活動とか(それは自社内でなんとかするしか……)
>無茶を押し付けない
ソコ、大事ですよね。
できないモノはできないし、納期があるのも実状です。かと言って納期に間に合わせるために適当な報告をしても良い訳ではないです。
現在そんなに切羽詰った状態にある化学物質は無い……ハズ……なので、締切自体は『依頼元が切ったもの』なハズです。
報告するスタンスとして、
・確実な情報
・守れる納期→営業の納期調整超重要です
を大前提としておくと良いと思います。
もしこれが崩れると、『確実ではない情報』が提出されることになります。何も良いトコが無い。
営業も『依頼が来たからヨロシク』って言って投げれば良いだけなら楽な仕事ですよね。どんな依頼内容で、どんな報告をせねばならず、どんな工数がかかり、時にはどれぐらいの調査費用及び調査期間が発生するかといったことを考慮せずにスルーパスしてくるぐらいならメールボックスで十分ですよね。……おっといけない。本音が駄々漏れに……こういったトコが社内啓蒙活動に響いてくるんですよ。ホント。
いざ『銭が』って話になった際に、誰がその費用を負担しますか?調査するところです。なんせ調査依頼の大元は金払ってくれません。サプライヤーとの窓口と言ったら購買系部署ですかね?サプライヤーから『調査費用がかかったけどどうしよう?払って』と言われたら『何それ?調査?どこが依頼したの?』では困りますよね。
依頼のINとOUTだけでも少なくともこんな問題が発生し得るのですよ。
このような状態で、負荷がかかるのはサプライヤーですよね。
・調査費用がかかっても金は払ってもらえない(結果、いらない出費が増えている)
・調査期間がかかっても締切は守れとうるさい(調整のそぶりも見えない)
釘バット持って殴りこんできそうな勢いですね。
これがね?
○調査元
・20xx年のxx月までに集計を要する
・20xx年のxx月までに含有情報の把握が必要
・上記に則って締切を設定してある(何も考えずに『1ヶ月』とかは言わない)
○n次依頼元
・サプライヤーから情報を汲み取り、依頼元に対して納期調整を行う
・必要であれば材料メーカー等に働きかける
○サプライヤー
・調査期間に応じて対応可能納期をn次依頼元へ連絡する
・可能な限り調査費用が発生しないで済むように対応を考える(材料メーカーは業務上必須だと思われるのであきらめて欲しいなぁ)
と、なっていれば少しはギスギスしなくて済むと思うんですよ。
末端までコレを浸透させるのが難易度高すぎですが。
業界や国が動いているのは『化学物質の安全性の評価』ばっかりですね。
『どの材料に何が入っているのか』については材料メーカーに頑張ってもらう以外に無いと思います。材料メーカーまで行き着ければ良いのですが……。
結局『情報提供をお願いする』立場なので、相手の都合を汲み取って円滑な業務が可能な関係を構築・維持するしかないんですよね。
掲示板の秀逸な質問/回答は記事として永久保存予定です(発言者に可否を伺います)
記事はほとんど私が書いてますが、個人の脳内データなんてたかが知れてますので……。
投票数:12
平均点:8.33
返信する
この投稿に返信する
投稿ツリー
-
「この化合物、含有してますか?」な調査の繰り返し
(T-MURAZO, 2010-2-9 20:47)
- Re: 「この化合物、含有してますか?」な調査の繰り返し (TR_wada, 2010-2-10 9:33)
- Re: 「この化合物、含有してますか?」な調査の繰り返し (foxyeyes, 2010-2-10 10:56)
- Re: 「この化合物、含有してますか?」な調査の繰り返し (T-MURAZO, 2010-2-15 13:43)
- Re: 「この化合物、含有してますか?」な調査の繰り返し (TR_wada, 2010-2-15 15:14)